初級問題 1回目3個ずつ比べる場合(その@)

 1回目に3個ずつ比べると、必ず傾くはずです。

 ABC
 △△△   DEF
  └──┐ □□□
     ├──┘
     ┴

△は軽い可能性がある玉、□は重い可能性がある玉の印です。

2回目に△と△、例えばAとBを比べて、傾けば上がった方が軽いと分かるが、下のように釣り合ったら、どうする。

  A     B
  ◎     ◎  CDEF
  └──┬──┘  △□□□
     ┴

◎は重くも軽くもないと判明した玉の印です。

3回目に□と□、例えばDとEを比べ、これも釣り合ったら、4回目に下のようにCと◎を比べなければならない。秤の中央の?は、「これからどう傾くかな、釣り合うかな」みたいな気持ちです。

  C     A
  △     ◎  BDEF
  └──?──┘  ◎◎◎□
     ┴

Cが上がればCが軽い、釣り合えばFが重い。結局、最悪の場合、4回計る必要があり、これは失敗。

初級問題 1回目3個ずつ比べる場合(そのA)

そこで、2回目に下のように比べてみましょう。

  AD    BE
  △□    △□  CF
  └──?──┘  △□
     ┴

2回目に下のように傾いたら、

  AD
  △◎    BE
  └──┐  ◎□  CF
     ├──┘   ◎◎
     ┴

Aが軽いか、Eが重い。3回目は、例えばAを◎と比べ、上がれば軽い、釣り合えばEが重いと分かる。

2回目に下のように釣り合った場合は、

  AD    BE
  ◎◎    ◎◎  CF
  └──?──┘  △□
     ┴

Cが軽いか、Fが重い。3回目は、例えばCを◎と比べ、上がれば軽い、釣り合えばFが重いと分かる。

1回目3個ずつ比べる方法は、2回目に2個ずつ比べると3回で出来る。しかしそれは、必ず3回かかるということです。
1回目3個ずつではない比べ方で、平均3回より少ない回数で出来る方法があります。

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