初級問題 1回目1個ずつ比べる。

 1回目1個ずつ比べると、傾く場合と釣り合う場合があるはずです。

 1回目に下のように傾いた場合、

  A
  △     B
  └──┐  □  CDEF
     ├──┘  ◎◎◎◎
     ┴

△は軽い可能性がある玉、□は重い可能性がある玉、◎は重くも軽くもないと判明した玉の印です。2回目は、例えばAと◎を比べ、Aが上がればAが軽い、釣り合えばBが重いと分かる。

しかし、1回目に下のように釣り合ったらどうする。

  A     B
  ◎     ◎  CDEF
  └──┬──┘  ☆☆☆☆
     ┴

 ☆は、重い可能性も軽い可能性もある玉の印です。

 2回目にCとDを比べると、下のように傾いた場合はあと1回(全部で3回)で分かる。

  C
  △     D
  └──┐  □  ABEF
     ├──┘  ◎◎◎◎
     ┴

 しかし、2回目に下のように釣り合ったら、EとFを比べる必要が生じる。

  C     D
  ◎     ◎  ABEF
  └──┬──┘  ◎◎☆☆
     ┴

 3回目にEFを比べれば、下のように必ず傾くが、上がった方が軽いのか下がった方が重いのか分からないから、もう1回(全部で4回)比べる必要がある。

  E
  △     F
  └──┐  □  ABCD
     ├──┘  ◎◎◎◎
     ┴

 初めに1個ずつ比べる方法は、最悪の場合、4回かかることが分かりました。

初級問題の初めに戻る。