道ならぬ恋を求めて
ミナト神戸より
ココからは常設しています
私の「浮気」に対する考え方です。 もし参考になったり「あ! それそれ」等と 思い当たれば幸いですが、あまりにも独りよがりの お話ですので顰蹙覚悟です |
ホワイトデ-に十数人の方にカ-ドを送った。バレンタインにカ-ドを頂いた方にもそうでない方にも。
すると何故男って浮気性なんですか?と質問を頂きましたし,
掲示板にもそんなニュアンスのコメントが載りました。これについてちょつと解説をしたいと思います。
まず浮気ですがこれは幾ら頑張っても1人では出来ません。と言う事は一万件の浮気には一万人の男と
一万人の女性とが居るという事で男性だけが浮気している訳ではありません。
勿論情事だけが浮気ではないので,買春やソ-プランドも浮気とするなら男が浮気だと言う事は否定で
きません。それは基本的な体の作りが男女で差が有る事を感じてください
男は一回の射精で3億から2億の精子を対外に放出します.女性は1個の卵子で体内で待つのです。
精子を為るべく遠くへ広く飛ばしたいという動物のオスとしての本能を頭ごなしになじられるのは
ちょつと腑に落ちません。男はやみくもにばらまく性,女は選択する性が基本なのです。
私の取った態度は「下手な鉄砲数撃ちゃあ当たる」に為ると思います.
男が多くの女性に性的欲求を感じ積極的に求めようとするのは
多くのメスを獲得したオスが勝者とされたなごりであり,
10人の内1人でも其の気に為って頂ければ万々歳だからです。
以前と言っても僅か数十年前なら歌手や役者や俳優は
女出入りがあればあるほど人気があるとされていました
しかし今はマスコミが鬼の首でも取ったようによってたかって叩きのめし極悪人のレッテルをはります
思えば隔世の感じがします。どうして皆善人ぶるのでしょうか?
歴史的に見て結婚制度(それも一夫一婦制)は始まって1000年ぐらいしか経過していません
税金を取るにも,徴兵制をとるにも結婚という家族制度は為政者には都合の良いものなんですね
男が一家を構えて財をなし子孫を増やし其れに残すのも悪くは無いのですが、
それが結婚と言う社会ル-ルに縛られて生きて行く事を要求されるところが問題です。
男の今流行のDNAは性的に野放しであった時代の行動様式がまだそのまま残っているのです。
ここで浮気をめぐる男の大脳作用とDNA作用の葛藤が始まります。
結婚―一夫一婦制から見ると浮気は確かにル-ル違反です。
しかしDNAは女を求めてしまうこの二律背反を自分の中でどう割り切るか、
まさに男として悩みに悩むところなんです。
浮気が弾圧され社会的失脚につながるなら,男はDNAを否定し廃棄せざるをえないのです
すでに若い層では能動的に女性を求めず精子そのものも減少し
セックスレス夫婦が増加しつつ有るとか言います。これは人類が衰弱し絶滅に向かう前兆とも言える一大事です。
このまま続くなら日本人はいずれ地球上から無くなり,勿論日本国もあるはずがありません。
東西の名作文学のおおかたは浮気が題材です。人間がいかにこの相反する感情になやみ
結論の出ない葛藤に苦しんできたかを良く表しています。夫婦円満,無病息災,地震にもサリンにも遭わず
無事平穏に一生すごしていたのならとても小説というか文学そのものがあったでしょうか。
良い絵を見れば感動し其れを手に入れたくなる,綺麗な花が咲いていると手折って持ち帰りたくなる、
素敵な女性に会えば,近ずきたい,触れたい,抱きしめたい、これは自然の摂理です。
バラにはバラのサクラにはサクラのそれぞれの味わいがあります。一生バラしか見ては為らないとは
中々辛く、ましてバラが萎えたり枯れてしまったらつい違う花に目移りするのは当たり前と思うのは
男のエゴでしょうか?私はこれが男の本音と思います。
どんな男にも浮気願望があり,妻にばれない社会的制裁をうけないのならぜひと思っているのが
一般的男性の正体です。(新婚3日間くらい例外も有るが)
未知の物に興味を持ちたとえ危険を感じてもそこへ飛び込む精神はあらゆる文化,芸術,自然科学の
原動力です.試して見るトライして見ることが人類の進歩の条件なんです。
浮気とこの文化文明とを同じように論じるには無理があるとお思いでしょうが
何か違う物,新しい物,もっと良い物を求める意味では同じだと思うのです.極端に言うと
浮気願望の無い男なんて人間として失格者とも言え、知的好奇心に欠ける,向上心のない、
人間の本質を捨てた欠陥人間と言えるのでは無いでしょうか!
しかし反面男には保護本能というDNAも所有しており,奥さんを大事にし子供を慈しむ事にも
全力を傾けるし、其れを幸福と考えもします。.但しそれは自分に保護本能を求められる時で
『保護はいらない,あなたが居なくても生きていけます』なんて言われれば男の保護本能は
やり場が無く男らしさが消えてしまいます。
女性の社会進出が進み、強くなって社会的貢献も立派にはたし、ばりばりされている女性も多くなりました。
これはこれで素晴らしい事なんですが,男の保護本能を否定していることは歪めません。
心身をすりへらし,汗水たらし,上司のいびりや、リストラ旋風の社会の中で懸命に出社しているのも
男の家庭を守ると言う保護本能のなせる業で,これが否定される世の中では,男として益々
不甲斐なささを求められることと為りますし,現実はその方向に向かいつつあります。
はたしてこれが人間にとって幸福に結びつくのでしょうか,今の世の中の乱れの基本的な原因は
教育にあると言われています.学校教育もそうですが家庭内教育がもっと大事だと思います。
しかし自分の子弟を教育出来る家庭環境は無くなりつつあり、あってもそれは過保護な
こだわりだけで教育と言う言葉が使えないような実態です。男の保護本能,女性の母性本能
が両立して良い家庭内教育が出来ると思います.
本質的なDNAに逆らわない生き方が大事なのでは?
女性の地位が向上し当然の権利を守る事を否定するものでは有りません
しかしこの世の中男と女しかいません.その本質的なものを否定すると幸福は遠のくのでは無いでしょうか。
浮気をして妻に後ろめたさを感じない男はいません.心の葛藤を繰り返し苦しい思いをしながらも
浮気を求めてさ迷う男のDNAは本当に女性から言わすと困ったものなんですが、
これが男の真実です。
下手な駄文をここまで御読み頂き有難う御座いました.言いわけがましく、
DNAのせいにするなんて卑怯かもしれませんがお許し下さい。
この文はもう7年も前の週間新潮 ジェ-ムス三木氏の浮気論が土台となっております.以前から
表現していた事の集大成として非常にフィットした文を見ましたのでコピ-アレンジしました。