ゼルダの伝説 トライフォース3銃士

結局ひとりで遊ぶのが楽 2015_11_06

 

知ってたんだよ、3人で遊ぶゲームだってのは。
見知らぬ勇者と一緒に謎解きするのも、ひょっとしたら面白いのかも、と思ったんだ。
でも、そんなわけないよな。
結局ひとりが一番だよ。
『ゼルダの伝説 トライフォース3銃士』はひとりで楽しむしかなかった。
ひとりで楽しむには多少問題もあったんだが。

私だって、最初は見知らぬ勇者と一緒にやったんだよ。
最初の2回はまあまあ上手くいった。
やけにメッセージアイコンを押してくる人がメンド臭い感じはあるんだけど、全然知らない人とでも案外出来るもんなんだなあ、とその時点では思っていた。
しかし、それも3回は続かなかった。
わざとじゃないと思うんだが、やけにどんくさい人がいて、それに怒ったもうひとりがどんくさい人をポイポイ投げ始めた。
投げられた方も怒って投げ返し始めて、どうにも収拾がつかないことに。
そりゃそういうこともあるわな、知らない人同士じゃ。
『スプラトゥーン』みたいにやることがハッキリしていればともかく、謎解きを一緒にやるのは難しいよ。
急にメンド臭くなって、私は最後までひとりでやることに決めた。

やってみたら、それなりに面白かったよ。
二人のまねビトに切り替えながら謎解きをするのも悪くない。
最初からこういうゲームだと思ってやれば、これはこれで全然ありだね。
ちょっとふざけたテイストも私は受け入れられた。

ただし、やっぱりマージンの設計に若干問題はあった。
3人で操作するときは並列に進行できるから、時間的なマージンは少なくていいんだ。
反面、謎解きはあんまり難しく出来ないし、ライフを共有しているから、敵の攻撃を激しくは出来ない。
それを一人でやると、ボムとかスイッチの時間制限がきついと感じたり、謎解きがやけに簡単だと感じたり、敵が弱すぎると感じたりしちゃうんだ。
3人でやることを前提に創ってるんだから、仕方ない話ではあるんだが。

そもそも、お友達と3人でやってねというゲームなんだろうから、私が文句を言う筋合いでないのは分かってるよ。
ただ3人集まれる状況って、学校に通ってるか、兄弟がたくさんいるか、かなり限られるわな。
本来はパッケージで発売するようなゲームではないのかもしれないね。
もっとも、パッケージで発売されなければ、存在そのものが知られない可能性はあるが。


戻る