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それにしてもソニーの大作ゲームは人をたくさん殺すね。 ソニーに限らず、大作洋ゲー全般に言えることかもしれないが。 何かしら得をするからゲームをプレイするのだ、という立場に立てば、殺すことに価値を感じる人が多いのだろう、という結論になる。 しかし、この歳になると人を殺しても全然嬉しくないね。 もうウンザリだよ。 それに、人をたくさん殺すとストーリー上の展開がおかしく感じられるんだ。 命の価値に整合が取れなくなるの。 この『Ghost of Yōtei』も酷かった。 ゲームに関しては特に書きたいことはない。 まずまずよく出来ていて、エンディングまで詰まることなくプレイできた。 私が文句を言いたいのはお話の方。 中盤過ぎあたりになって、姪が出てきたところから嫌な予感はしてたんだよ。 姪という守るべき存在が出来て、主人公の気持ちに変化が出てくるのである。 最終的にちょっとヒューマニズムを織り込んだような展開になるのだ。 しかしさ、お前めっちゃ殺してきたやん。 そんな言い分、許されるの?って私は思うね。 おっとうとおっかあを殺されたと言うけど、お前が殺してきた雑魚にも家族はおるはずなんやで!っていう話ですよ。 あまつさえ、そのまま姪と蝦夷地で暮らそうとか正気じゃない。 お前に復讐しようとしてる雑魚の家族がいっぱい、そこら中にいるだろ。 アホかよ、と私は突っ込まずにはいられないのである。 こんなに人を殺しておいて、ストーリーの中核にヒューマニズムを入れようという魂胆が私は許せないよ。 人をバンバン殺すなら、もっとドライな世界にしないとね。 そうじゃないと整合が取れないでしょ。 |