<注意> このページは検索に引っかかりやすい様です。 しかし、ここにはゲームの攻略もレビューもありません。 原則として読まない方が好ましいと思います。 特に年若い方は。 以上、老婆心まで。 以下本文。 私はこれから『バトルネットワーク ロックマンエグゼ3』について書こうとしている。 実をいうと、これから書くことは『バトルネットワーク ロックマンエグゼ2』の時と同じ事になるかもしれないと感じている。 もっとも、『3』は『2』よりも幾分デラックスなので、私の愚痴も幾分デラックスになるかもしれない。 「バトルネットワーク ロックマンエグゼ」は素晴らしいシリーズである。 その着想といい、ゲームシステムといい、まれに見る傑作シリーズと言っていいだろう。 なかでも、戦闘にカードを持ち込んで、それでいながらアクション要素を強く押し出しているところなんか、私はスゴイと思う。 戦闘シーンがこんなにも楽しいRPGは過去に例がないんじゃないか。 『バトルネットワーク ロックマンエグゼ3』はプログラムをオプションにつけることによって、なおいっそう素晴らしいゲームシステムに進化していた。 それなのに私がこのゲームを通して感じていたのは、何よりも「辛さ」。 かなり早い段階から、「はよ終わってくれんかなあ・・」と内心思いながらのプレイだったことを白状しておく。 なんでこのゲームを辛く感じるのかというと、単調で分かり難いマップをイベントを探しながら移動しなければならないからだ。 経験値があるわけではないので、道に迷っても実益はない。(お金を稼ぐ必要はあるが) だから早いところイベントに到達したいのだが、目的地に辿り着くのがとても面倒。 迷いまくって、戦闘しまくり。 いっくら戦闘が楽しいとはいえ、「おいおい、××ナビ!どこにおんねん!!」とかいった感じで腹が立ってくるのである。 しかし、この「バトルネットワーク ロックマンエグゼ」というゲームは、バトルチップを集めるゲームでもあるので、プレイヤーに戦闘をたくさんさせるようなバランス取りは決して間違いではない。 戦闘によってバトルチップを獲得するのだから。 そういう狙いのゲームなのだ。 そうすると問題になってくるのは、その狙いに適合するプレイヤーってどういう人達よ?という話である。 この作品はバトルチップの組み合わせや戦略に激しく頭を使うので、私の見たところ、10歳以上向けだと思われる。 その一方で、シナリオがものすごく幼稚な印象を与えることから、12歳以下を狙っていると私は感じた。 そうすると「10〜12歳」というすごく狭いプレイヤー層向けのゲームなんだということになる。 「10〜12歳」。 この年齢層って、すごく根気よくプレイできる人達だ。 活性化した脳を持て余している。 そして、なにより時間に対価の概念がない。 一回受験を経験すると時間は学力との引き換えになるし、社会人になると時間はお金やスキルアップ、あるいは人付き合いとの引き換えになる。 どんなに戦闘が楽しくても、結果が同じなら使う時間を少なくしたいと思ってしまうのが、私達12歳以下に属しないプレイヤーなのである。 これはもうどうしようもない。 さすがにゲームも年相応なんだと感じざるを得なかった。 おそらく『バトルネットワーク ロックマンエグゼ4』も発売されるだろうが、私がプレイする事はもうないかもしれない。 いや、プレイできる自分でありたいとは思っているのだが。 |