私は一話完結の米ドラマが好き。 今まで何回も書いてきたはずである。 中でも刑事ドラマが特に好き。 とにかく悪い奴が淡々と捕まっていく話が好きなのだ。 警察が悪人に出し抜かれたりするのはイヤ。 弁護側メインの法定ドラマもあんまり好きじゃないな。 やむを得ない事情があるからといって殺人犯を弁護スキルで無罪にする、なんてのはどうしても納得できないのである、私は。 ところで、『龍が如く7 光と闇の行方』の話である。 あまりにもやりたいゲームがないので、ついに手を出してしまった。 もうね、ホントに仕方がなかったの。 やってみたら、意外と悪くない。 コマンド式のRPGなのに、ちょっとアクションっぽく感じさせるように作られている。 FF13なんかに近いのかな。 RPGからアクションに寄せていったのと、アクションからRPGに寄せていったのが、結果的に同じところを指向してしまったのだろう。 特に面白いわけではないが、思ったほど退屈な感じはしない。 今のセガは我々が愛したセガではなく、まあまあ遊ばせるのが上手なスクエニに近いようなゲーム作りをする会社になったな。 主人公も割と好感が持てる。 ソープ嬢に置き去りにされて、ソープランドで育てられたっていう設定もちょっと面白い。 しかもメチャクチャいい奴。 RPG特有の、相手のターンが存在すること、をもキャラの性格を理由に正当化しているあたりも面白いと思ったな。 ゲームシステムが変わったのに、そこそこ評判がいいのも頷ける。 しかし、である。 そもそもの話、ヤクザの物語なんか見たくないんだよ。 ヤクザにも真っ当なヤクザがいる、みたいな話は受け入れられない。 だって、今どきなんか悪さしないと稼げないんだから、ヤクザの皆さんは。 いいヤクザが悪いヤクザをやっつける話なんて、あり得ないし、見たくない。 序盤からヤクザ動画が多くてウンザリ。 もうホントにしんどいわ。 これは根本的な問題、私の側の。 同じ使い回しでも、『JUDGE EYES』だったら大いに受け入れられるのに。 いい加減、ヤクザの話、止めてくれんかな。 つまらなくなったセガでさえも必要なぐらい、今のゲーム業界は新作が足りないのだから。 |