昔に比べるとプロレスの人気はなくなったな。 テレビ放送されている時間帯を比較してみれば一目瞭然だけれども、会場の大きさとか観客席の埋まり具合を見ると大丈夫なのかと心配になる。 レスラーに給料払えないだろ。 こんなに人気が無くなったのは、真剣勝負じゃないって事が誰の目にも分かるようになったからなんだろうか。 力道山時代はおろか、馬場・猪木時代でもプロレスは真剣勝負だと思っている人、結構居たからな。 私も子供の頃は本気でやってるんだと思ってた。 今となっては、マイクパフォーマンスに象徴されるように、やってる方もエンターテイメントだと割り切ってやるのがプロレスなのかもしれない。 それはそれでゲームのモチーフにはなる。 このところ、『みんなのリズム天国』をプレイしていた。 GBA版オールパーフェクトまでやったし、これ以上やる意味あるのかな、と思わないでもなかったが、これといって他にやりたいゲームもなし。 しかし、やってみたら意外なことに、Wiiで「リズム天国」をやる意味があることに気づかされた。 それが一番顕著に現れていると思ったのが「レスラー会見」である。 ゲームの説明はしないが、「レスラー会見」には記者の掛け声に合わせてポージングをする部分がある。 ポージングといっても要はA+Bボタンを押すだけなのだが、重要なのはコントローラーを動かしてもいい、ということだ。 携帯ゲーム機と違って、画面は別の所にあるわけだから。 そうすると、プレイヤー側で勝手にポージングしてやることで同一性を上げて、より面白くすることが出来るんだよね。 一緒にポージングしながらやると、すっげー面白いの。 あそこだけ凄く好き。 折角なんだから、この優位が活きるような置き換え対象をもっと選べば良かったのにな。 デザイン的に小動物なんかがよく出てくるせいか、創り手側に同一性の観点を持ち込もうという意識はあんまりなかったようである。 としても、コントローラーを持っている手でリズムが取れる、というメリットはあるんだけど。 正直なところ、GBA版より明らかに面白ったわけじゃない、私にとっては。 WiiリモコンのAボタンは縦持ちだと連打しにくいし、私のタイミングとゲームが要求するタイミングにズレがあって、普通にクリアするだけで嘘みたいに苦労した。 歳のせいかもしれないが。 いいところと悪いところを相殺すると、若干悪い方が勝るぐらいの印象だったな。 <余談> ポージングなんかは、本来はPSmoveで開発してる連中が思いつかなきゃいけない発想だよな。 Wiiに対してカメラを持つ優位があり、Kinectに対してボタンを使える優位があるわけだから。 ボタン押しでゲームに精度を出しながら、カメラ側で大雑把にポージングを判定することで同一性を持ち込めば、今発売されているゲームよりは面白くなるかもしれない。 それぐらいのことは、当然考えているだろうけど。 <追加> さっきCM観てたら、武井某が動作を真似しながらプレイしていた。 少なくとも広報の連中は意識してるみたいだな。 |