わがままファッション ガールズモード_2

女の子はコツコツ 2008_01_09

 

女の子にはまじめなイメージがある。
やれ、といわれたことはちゃんとやるイメージ。
女の子に掃除をさぼって帰るヤツは見たことがないし、ゲームの世界における「委員長」は大抵女の子である。
いや、「委員長」は単なるツンデレか。
それはまあ別にいい。
私がこれから書こうとしているのは、『わがままファッション ガールズモード』の話である。

このゲームを私はまるで進めることが出来ない。
始めて2ヶ月近く経とうとしているのに、まだ自分のお店を持ったばかりである。
つまりチュートリアルが終わるまでに2ヶ月近く掛かっているわけだ。
一回2〜3人お客の相手をすると、イヤになって止めてしまうので、ちっとも進まないのである。

このゲーム、凄くチュートリアルが長い。
というのも、接客のチュートリアルを繰り返し繰り返しやらせるように作ってあって、私はちょっと多すぎだと思ったな。
一つの操作を覚えるのに、3〜4人は客をこなすんだけど、私なら一つにつき一人で済ませてしまうと思う。
とにかく長かった。

チュートリアルも本編もやることは全く同じだから、明確につまらないチュートリアルをやらせているんだ、という意識ではないのかもしれない。
これをず〜っとやっていくことになるのかと思うと、私はちょっと無理かな、と思い始めている。
自分のお店を持ったばっかりだけど、もうギブアップしそうだ。
このゲームが女の子達に大人気だというのが、ちょっと不思議なぐらいである。

そういえば、『ときめきメモリアル girl's side』もかなりメンド臭い感じがあったな。
私の感覚だと手間が掛かりすぎて、その当時におけるプレイヤーに掛けることが許される負荷の平均的水準を大幅に超えている印象があった。
8年も前に発売された男性用の『1』とほぼ同等か、むしろそれより少し負荷が高いように思えたな。
一般的にいえば、時代と共に掛けられる負荷はどんどん小さくなってきているのに。
で、『girl's side』もまた女の子にはそれなりに好評だったようだ。
続編が作られていることからもそれは推認できる。

プレイヤーに掛けることが許される負荷の量(時間)の違いが何に起因するのか?というとこいらへんに多少興味はある。
創り手が想定するプレイヤー層が今までゲームをやってこなかった連中だから、という理由に起因する問題であれば、今までのゲームと同じようにこれからどんどん耐えられる負荷の水準は下がってくるだろう。
慣れてくると新鮮味がなくなってくる=喜びが小さくなる、からね。
そうではなく、性別に依存する問題であるならば、これからも女性向けのゲームはコツコツやるのが受けるということになるのではないか。
私は後者かな、と思っているのだが。
とすれば、やはり男性の私がやること自体が間違っていることになる。
私がゲーム擦れしているからではない。
ギブアップする理由としては、性別の違いを挙げておいた方が私としては気が楽なんだよな。



<後日談 2009_01_15>

このゲームで一番面白かったのは先輩販売員の手の動き。
両手を腰の前で少し間を空けて向かい合わせ、擦りあわせるような仕草をするヤツ。
あれだけ妙に面白かった。


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