ウーマンコミュニケーション、STEAM版

まんざら関係ない話でもない 2023_10_29

 

オマーン国際空港は実在しないそうである、いきなりだが。
実在すればよかったのに。
でも大丈夫。
我々にはレマン湖がある。
なんなら沖縄には漫湖だってある。
だから検閲に屈することなどないのだ。

ところで。
『ウーマンコミュニケーション』というゲームに出会った。
たまたまSTEAMにアクセスした日が正式リリース日だったらしく、トップページに表示されていたのである。
最初は目を疑ったよ。
上段に「ウーマンコ♂」、下段に「ミュニケーション」と表記されていたから。
こんなの許されるのかって感じ。
パッと見、ギャルゲーっぽいし、評判も良さそうだったので、即座に買ったね。
しかしながら、買った時点では思いもよらないほどマトモなゲームだった。
これは奇跡の出会い。

ジャンルとしてはシューティングなのかな。
日常会話に潜む卑猥な単語を撃ち抜いていく。
ダブルショットなどの過剰な演出に面白味があって、割と普通に遊べるゲームになっていた。
攻略情報は必要ない程度の難易度で、私にはちょうどいいレベル。
結果的に二周やることになったけど、苦にはならなかった。
以下、勘のいい人だと気づいてしまうかもしれないので、興味がある方ほど読み進めないでください。

一方でシナリオには驚かされた。
予想してたのと全然違う。
私は、涼宮ハルヒもどきの話かと思っていたのだが、全然予想外だった。
日常会話に潜む卑猥な言葉を検閲するというゲーム内容とストーリーがっちりリンクしてるの。
意外とよく出来てた。
よくそこに着目したなって感心したよ。
感心したので、全エンディングクリアまでやりました。

私なんか、名前が「HIV」だから、まんざら関係ない話でもないんだよね。
任天堂以外は入力させてくれないから、ネットゲームで。
なぜか任天堂だけ許してくれる。
ネットゲームに名前を入力するときはいつも、前後に文字を加えたり、小文字にしたり、多少工夫を要求されていた。
きっとこれからも、名前を入力するたびにこのゲームのことを思い出すと思う、私は。
それぐらいインパクトのある作品だった。


<余談>
タイトル画面で流れる「ウーマンコ、ミュニケーション」というフレーズが頭から離れない・・・。


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