オマーン国際空港は実在しないそうである、いきなりだが。 実在すればよかったのに。 でも大丈夫。 我々にはレマン湖がある。 なんなら沖縄には漫湖だってある。 だから検閲に屈することなどないのだ。 ところで。 『ウーマンコミュニケーション』というゲームに出会った。 たまたまSTEAMにアクセスした日が正式リリース日だったらしく、トップページに表示されていたのである。 最初は目を疑ったよ。 上段に「ウーマンコ♂」、下段に「ミュニケーション」と表記されていたから。 こんなの許されるのかって感じ。 パッと見、ギャルゲーっぽいし、評判も良さそうだったので、即座に買ったね。 しかしながら、買った時点では思いもよらないほどマトモなゲームだった。 これは奇跡の出会い。 ジャンルとしてはシューティングなのかな。 日常会話に潜む卑猥な単語を撃ち抜いていく。 ダブルショットなどの過剰な演出に面白味があって、割と普通に遊べるゲームになっていた。 攻略情報は必要ない程度の難易度で、私にはちょうどいいレベル。 結果的に二周やることになったけど、苦にはならなかった。 以下、勘のいい人だと気づいてしまうかもしれないので、興味がある方ほど読み進めないでください。 一方でシナリオには驚かされた。 予想してたのと全然違う。 私は、涼宮ハルヒもどきの話かと思っていたのだが、全然予想外だった。 日常会話に潜む卑猥な言葉を検閲するというゲーム内容とストーリーがっちりリンクしてるの。 意外とよく出来てた。 よくそこに着目したなって感心したよ。 感心したので、全エンディングクリアまでやりました。 私なんか、名前が「HIV」だから、まんざら関係ない話でもないんだよね。 任天堂以外は入力させてくれないから、ネットゲームで。 なぜか任天堂だけ許してくれる。 ネットゲームに名前を入力するときはいつも、前後に文字を加えたり、小文字にしたり、多少工夫を要求されていた。 きっとこれからも、名前を入力するたびにこのゲームのことを思い出すと思う、私は。 それぐらいインパクトのある作品だった。 <余談> タイトル画面で流れる「ウーマンコ、ミュニケーション」というフレーズが頭から離れない・・・。 |