四の五の言わずにゲームしろ

四の五の言わずにゲームしろ 2006_08_01

 

結局、『クロス探偵物語』の第7話4パターン制覇するまでやってしまった。
昔やったことあるに。
すっかり忘れちゃってるから、また改めて謎解きを楽しむことが出来るのである。
一部強烈なフラグ立てがあって辟易したけど、やっぱ謎解きは楽しいな。
解けたときは「アハ!」てなもんである。

思いがけず口に出してみて驚いた。
あれ?ちょっと待てよ、と私は思わざるを得ないのである。
最近よくテレビで見かけるソニーのおっちゃんが言うところの「アハ体験」って、ゲームの謎解きと何が違うねん。
「アハ体験」というのは、ゆっくりと画面が変化するのに気がつくと脳が活性化するという、あれのこと。
まったく、適当なこと抜かしやがって。

だいたい学者ってのは、自分の学説に適当な名前を付けるんですよ。
自分の業績を際だたせるために。
おまけに言ってることが大したことじゃなくても、言葉が広まると、新規でない部分に関しても言葉の創り手の業績みたいに感じられる効果があるんだ。

なんかスゲー悔しい。
何が「アハ体験」だよ。
ふざけんなっつうの。
PSP用のゲームはやった事ないけど、なんか無性に腹が立ってきたぞ。

よくよく考えてみたら、「脳トレ」+「アハ」は我々がよく知っているゲームを分割しているだけなんだよ。
ゲームってのは必要のない負荷をかけて、それを乗り越えること。
負荷をかける部分に脳を活性させる効果があるんだ、と主張しているのが川島教授で、乗り越えたときの喜びが脳を活性化させるんだ、と主張しているのがソニーのおっさんなんでしょ、おそらく。
じゃあ、我々は普通にゲームすればいいだけじゃん。

テレビゲームに限らず、ゲームは大昔からある。
それは楽しいと感じられるから、やる必要のないことをやってきたんだよ。
理論なんか要らない。
四の五の言わずにゲームしろ。



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