「逆転裁判」のない冬

「逆転裁判」のない冬 2004_12_10

 

また風邪をひいた。
体の丈夫さには自信があるつもりなのだが、だからといって風邪をひかないわけではないようだ。
丈夫だと思って薄着で暮らしているのが良くないのかもしれない。

風邪をひいたときには寝るに限る。
私は布団をかぶって、ひたすら寝ていた。
しかし、ただ寝ているだけでは時間がもったいなと思って、『流行り神』というゲームのデータベース埋めをやっていた。
データベースというのは、ゲーム中に登場する言葉の語彙集みたいなもので、これを埋めていくとおまけシナリオが登場するのである。
もう既にストーリーはわかっているので、非常に退屈な作業だ。
少し寝ては少し起きて、私はシナリオを進めていった。
風邪でもひいてなかったらこんなことやりはしない。

うわーもう苦しいわー、と熱にうなされながら進めていくうち、前回風邪をひいたときは『逆転裁判3』の発売と重なってたな、と思い出した。
あのときは今回よりもずっと症状は酷かったな。
その代わり私には『逆転裁判3』があった。
あれからまた冬がやってきたのに、「逆転裁判」は発売される様子がない。
『3』で完結しちゃってるし、NDSで新作を出すらしいから一年じゃ準備期間が足りなかったんだろう。
この冬は「逆転裁判」なしで過ごさなければならない。

ああ、「逆転裁判」があれば、風邪の辛さも少しは安らごうというものなのに・・・。
私は暑苦しい布団の中で、「逆転裁判」のない冬の寂しさを知った。



<後日談 2005_02_19>

「逆転裁判の新作が3月末に発売だって!
 そんな話聞いてないぞ。
 ヤッホー!!」
という夢をちょっと前にみた。
まさかここまで「逆転裁判」に飢えているとは・・・。

ところが、近々新作の発表があるらしいじゃないか。
正夢だな。



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