ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし

瞳に宿る意志の力 2004_11_16-17

 

スゴイな、「ゼルダ」は。
素晴らしいよ。
『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし』をクリアして、「ゼルダ」の名を冠するゲームってのは格が違うな、と感じていた。

内容的には、今までの「ゼルダ」の総集編+アルファとでもいうべきなのかもしれない。
「3Dゼルダ」で使ったギミックを2Dに落とし込んだり、今までに出てきた種族をイベントに織り込んでみたり、上手くGBA用にゼルダをまとめてきたな、という感触だった。
最初から最後までGBPでプレイしてきて、最初こそ絵の荒さが気になったけど、最後の方はGBA用のゲームだって事を忘れてプレイしていた。
中盤から後半にかけて一気にプレイしてしまったことをちょっと後悔している。
もっとじっくりやれば良かった。

このゲームの素晴らしさをどう書いたらいいのか?
実はクリアしてからすぐに書こうと思ったのだが、何を書いてもこのゲームの素晴らしさを表現することは出来ないな、という感覚があって書けなかった。
仕方がないので、私がこのゲームをプレイして感じていたあることを書いておく。

それは、HIV(リンク)の瞳に意志の力を感じる、ということである。
特に正面を向いたときのその眼差し。
おそらく青いドットが縦に2つ並んでいるだけの目なのだが、「なんという毅然とした眼差しなんだ!」っていう気がして仕方なかった。
どんな困難が待ちかまえていても前進するぞっ!っていう目なんだな。
そんなバカなことはないとわかりつつも、そういう風にしか見えない。

まあ、ドッターさんが上手いってのは当然あるんだろうけど、こういうのは大抵気のせいである。
私がそう見ようとしているから、そう見える。
それだけゲームの世界にうまいこと入り込めていたわけだ。
それもまた『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし』が素晴らしいということの証明である。
少なくとも私の中においては。



<余談>
『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし』の特徴である「小さくなること」はあんまり印象に残らなかった。
謎解きの選択肢が一つ増えた、という程度の感触。
『ボクは小さい』をプレイしたときのような、小さいって素晴らしい!っていう感覚はなかった。



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