Wiiリモコンをゲームに使おうと考えたとき、多くの開発者が間違えたのは、入力を正しく読み取らなければならない、と思ったことだろうと私は推測する。 ホントは正確に読み取る必要なんかなかった。 プレイヤーがこうやっているだろうと推認出来るデータが入ってきたら、やっていることにしてしまえば良かったのだ。 楽しくないことをわざわざプレイヤーがやるはずないんだから。 そのことを任天堂は『Wiiスポーツ』で最初にお手本として示したわけだけど、意外と理解が進まなかった印象である。 しかし、いま任天堂はWiiリモコンプラスを導入することで、入力の精度を問う領域を試そうとしている。 果たしてそれが正解なのかどうか。 微妙なところだな。 ホントに遊びたいゲームが見当たらない。 弱ったなあ、と思ってeshopをチェックしたら、あったね、WiiU用の『Wii Sports Club』が。 しかも24時間は無料で遊べるって。 これは一応やっておかないとね。 とりあえず、テニスだけでも。 やってみて驚いたのは、『Wiiスポーツ』のテニスなんかと比べて、判定がかなりシビアになっていたこと。 最初は思うように打てなかった。 補正をかけてラリーが続くようにつくってあった前作とは違って、かなり腕の差が出るように創られている。 Wiiリモコンプラス専用にしたことで、検出精度を出しにかかったんだろうな。 ネット対戦に比重を置いているみたいだから、早く決着がついた方が良いという判断があったのかもしれないけどね。 まあまあ、遊べたよ。 ネット対戦もやってみたけど、タイムラグが多少気になるものの、割と頑張ってるんだろうな、とは思う。(通信関係はよくわからないが) ただ、精度を出すプレイをやるということになると、やっぱりカメラ付きには負けるよな。 PS3の『スポーツチャンピオン2』のテニスより出来が良いとは、正直思わない。 ひょっとしたら、ネット対戦を考えると、あんまり突き詰めたデザインにしない方が良いという判断があるのかもしれないが。 WiiリモコンプラスがWiiUの標準装備だっていうなら、まだ話は分かるんだ。 でも、全員が手軽に出来る線でまとめましょうって話じゃないからなー。 なんかいまいちしっくりこない感じだな、いまWiiリモコンプラスで精度を問うようなゲームを発売するのは。 任天堂も自信がないからネット専売で、それも競技ごとにばら売りすることにしたんじゃないか。 PS4やXBOX1でもカメラはつくらしいから、出すならこのタイミングしかなかったとは思うが・・・。 <後日談 2013_12_21> 『Wii Sports Club』にゴルフが追加された。 早速やってみたけど、すごくプレイしづらい感じ。 キャリブレーションがすぐズレちゃうんだよな。 なんでだろ? 対戦中はキャリブレーションをやり直せないので、どうにもならん!ちゅう時があった。 タブコンを下に置くのもあんまりメリットを感じないな。 |