『仮面幻影殺人事件』をプレイしていて、何回か納得いかないと思うことがあった。 これはこの手のゲームでは良くあることで、特別『仮面幻影殺人事件』が悪いワケじゃないんだけど、ちょっと書いてみたい。 例えば、こんなケースがあった。 以下はいい加減な記憶による。 伊綱ちゃん(癸生川探偵事務所の助手)に「ほら、あそこで会ったじゃない」と言われて、選択肢選択画面になる。 1.探偵事務所 2.殺害現場 3.ゲンマ株式会社 会った場所は「MO(ミスティーオンライン)」なのだが、選択肢に「MO」はない。 ああ、サーバーの置いてある場所がゲンマだから、そこを聞いているのかな、と私は思った。 だから3番を選択した。 しかし、答えはMOをプレイした場所である1番で、私は伊綱ちゃんに怒られたのである。 こんな時、私は納得がいかないんだ。 「MO」と書くと簡単すぎるから敢えて「MO」と書かないんだろうけど、その後のロジックがシナリオライターと合わない。 私の考え方が絶対的に間違っていると言えるのか? そもそもそんなどうでもいいようなこと聞くんじゃない! ただ間違っているだけならいいけど、評価も落ちるから尚更ぶーたれたくなるのである。 なぜこういう事になるかというと、選択肢が直接的だからなんだな。 創り手のロジックにプレイヤーを誘導することが出来ない。 誘導したら即答えになってしまうから。 引き合いに出すのもなんだけど、「逆転裁判」だったら「異議あり!」の後で真宵ちゃんにヒントをつぶやいてもらうことが出来る。 答えを顔写真+証拠品で表現させることにロジックを要求するので、創り手のロジックへ誘導してもゲームを損ねないわけだ。 あれはプレイヤーのロジックを披露するゲームではなくて、創り手のロジックを推理するゲームなんだな。 ああいうのに比べると、文字で選択肢を創るって、とても難しい。 ちょっと待った! 今の私の選択は間違ってない。 そういうことなら、もう一回やり直させてくれ、と何回か思った。 このゲームに限らず、なんか納得いかないと思うことは良くあるな。 |