探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻影殺人事件_4

納得いかないこと 2005_04_01

 

『仮面幻影殺人事件』をプレイしていて、何回か納得いかないと思うことがあった。
これはこの手のゲームでは良くあることで、特別『仮面幻影殺人事件』が悪いワケじゃないんだけど、ちょっと書いてみたい。

例えば、こんなケースがあった。
以下はいい加減な記憶による。

伊綱ちゃん(癸生川探偵事務所の助手)に「ほら、あそこで会ったじゃない」と言われて、選択肢選択画面になる。

1.探偵事務所
2.殺害現場
3.ゲンマ株式会社

会った場所は「MO(ミスティーオンライン)」なのだが、選択肢に「MO」はない。
ああ、サーバーの置いてある場所がゲンマだから、そこを聞いているのかな、と私は思った。
だから3番を選択した。
しかし、答えはMOをプレイした場所である1番で、私は伊綱ちゃんに怒られたのである。

こんな時、私は納得がいかないんだ。
「MO」と書くと簡単すぎるから敢えて「MO」と書かないんだろうけど、その後のロジックがシナリオライターと合わない。
私の考え方が絶対的に間違っていると言えるのか?
そもそもそんなどうでもいいようなこと聞くんじゃない!
ただ間違っているだけならいいけど、評価も落ちるから尚更ぶーたれたくなるのである。

なぜこういう事になるかというと、選択肢が直接的だからなんだな。
創り手のロジックにプレイヤーを誘導することが出来ない。
誘導したら即答えになってしまうから。

引き合いに出すのもなんだけど、「逆転裁判」だったら「異議あり!」の後で真宵ちゃんにヒントをつぶやいてもらうことが出来る。
答えを顔写真+証拠品で表現させることにロジックを要求するので、創り手のロジックへ誘導してもゲームを損ねないわけだ。
あれはプレイヤーのロジックを披露するゲームではなくて、創り手のロジックを推理するゲームなんだな。

ああいうのに比べると、文字で選択肢を創るって、とても難しい。
ちょっと待った!
今の私の選択は間違ってない。
そういうことなら、もう一回やり直させてくれ、と何回か思った。
このゲームに限らず、なんか納得いかないと思うことは良くあるな。



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