昨年末、PlaystationVRが凄い勢いで安売りされてた。 1万円引きの上にヨドバシだとポイントまでついちゃう。 もうホントに確定ボタンを押す寸前までいったのだが、やはり思いとどまった。 だって、そもそもVRは無線になってからが本番だ、というのが私の持論だったから。 アーリーアダプターになりたいなんて気持ちは私の中にはなくて、製品として完璧に仕上がって且つお手頃な価格になってからでイイ、と私は思っていたはず。 更には、この段階になっての安売りは怪しい、とも考えた。 撤退か無線モデルの発売が控えているのでは?と勘ぐったりもしたな。 全くVRに関して情報を仕入れていなかったので、このときに他のVRを調べてみて驚いた。 もう既に無線のVRは一杯あるんだ。 じゃあ、Oculus Goでも買おうかと思ったのだが、これも思いとどまった。 外部センサーがついてないから、大したゲームは出来そうにない。 じゃあ、Oculsu RiftかHTC VIVEにするか、と思ったがこれも問題があった。 私の持っているPCだと微妙に推奨環境に届かないのである。 ほんのちょっと、同世代のワングレード、あるいは同一グレードの半世代ぐらい足りない。 VR機器の上にビデオカードまで買うほどやりたいか、といったら、それほどやりたいわけでもなかった。 一周回って、やっぱりPlaystationVRにするか、と思ったときには安売りキャンペーンは既に終わっていた。 どうにもVRには縁が無かったな。 だから私は『Nintendo Labo Toy-Con 04: VR Kit』がVR初体験なのである。 久々にゲームが届くのが待ち遠しいと感じた。 やってみたら、これは大変。 何が大変って作るのが大変。 メチャメチャ時間がかかる。 おそらく強度を出すためなのだろうが、重ねたり交差させたりするパーツが多いのだ。 まあ、作り甲斐があるとも言えるけど。 1日1個が限度かな、作るのは。 歳取ってくると、固い物を触るだけで指先が痛くなるんだよ。 そういったわけで、まだ本体と写真、鳥、風までしか作れていない。 本丸のバズーカ−はこれから。 とりあえずVR初体験としては、まあ、バーチャルリアリティといえばバーチャルリアリティなのかもしれんなあ、ぐらいの感じ。 海を潜っていくときに血が頭に上るような感覚を覚えたり、空を飛んでいるときに平衡感覚を失うような気分になることはあった。 VR入門機としては悪くないのかもしれない。 ただし、ゲームとして本当にVRが面白いのか、というと、そこはよく分からない。 視野を狭くすることがゲームに組み込まれているような気がして、ホントに面白いのか、あるいは得をしているのか、判断に苦しむ。 表示デバイスとしてのVR機とは考えない方が良いような気もするな。 やはりダンボールが重要。 作る楽しさから始まって、同一性を高めるための仕掛けも込み込み、全体で評価されるべきだろう、『04: VR Kit』は。 写真機なんかは素晴らしいと思うね。 これは同一性が高い。 のぞき込む感覚といい、シャッターの押し具合といい。 これを使って『ポケモンスナップ』とか『ピカチュウげんきでちゅう』をやったら、絶対楽しいよ。 もちろん『フォーエバーブルー』でも良し。 折角だから、今回はこのダンボール工作を使い回して欲しい。 そう思わせるぐらいのパワーはあった。 |