ホントはもうやめようと思ってたんだ、『MAD RAT DEAD』。 あまりに難しいから。 実際、一回やめたんだけど。 しかし、思い残すことがあって、もう一度起動させた。 それはゲームも終盤に差し掛かったころ。 奇跡的に、初見でステージの半分ぐらいノーミスで進められた時があったんだ。 その時、まるでソニックのタイムアタックをやっているような感覚があった。 しかもそこにリズムゲームが乗っかってるから、なおさら面白いんだよね。 このゲームのポテンシャルの高さは尋常じゃないと思った。 あの感覚を確かめておきたかったのである、私は。 そのために私は、『MAD RAT DEAD』のステージセレクトで一番最初のステージをやりこむことにした。 が、これは簡単すぎた。 1-1は一発でノーミスクリアできてしまった。 次の1-2は5回ぐらいでノーミスクリア。 次の1−3は20回ぐらいかかったかな、ノーミスクリアするのに。 これぐらいやってみて、大体感覚はつかんだ気になれた。 やってみればこそ、やはりこのゲームはめちゃめちゃ面白いと、少なくともポテンシャルが尋常ではないと感じたことは間違いでなかったと確認できたのである。 曲に乗ってプレイしていると、踊りながらプレイしているような感覚におちいるのだ。 こんな感覚は他のゲームで経験したことがない。 ただし、ストーリーを一通りプレイしただけでは気づかなかったことにも気づいた。 このゲーム、BGMを替えてもいいんだ。 開放されたものの中から自分の好きな曲を選んでプレイできる。 ということは、だよ。 ステージが曲に対応していないってことだ。 UBIのゲームみたいにBGMとステージが同期してないの。 道理でおかしいと思ったんだ。 終盤、BGMの転調と難所がかぶっちゃって、メッチャ難易度が高いシーンに出くわすから。 細かい調整はしてないんだよ、このゲーム。 ネットで情報を調べると、開発者側からは曲の話ばっかり出てくるので、BGMを中心にゲームを考えていた様子がうかがえるな。 ステージの演出が先にあって曲を創らせた、というわけではなさそう。 やっぱりつくりは雑なんだよ。 だって、BGMを狭義の意味でゲームに組み込んでいるのに、替えてもいいってんだから。 ホントはありえないんだよ、そんなの。 ついでに言えば、同じようなステージが多いし、パーフェク トを目指すとなると少し長すぎかな、ワンステージが。 BGMを聞かせることを目的としているような感じはする。 絶対このゲーム、もっと面白くなるのに。 私は信じているのである。 必ずフォロワーが現れると。 もっととっつきやすくて、もっと面白いゲームを創ろうと思う者が現れるはず。 一番手っ取り早いのは、『MAD RAT DEAD』を創った人がリメイクすることだろうけどね。 |