週刊漫画の最後のページは大抵「引き」と言われる構成になっている。 読者が来週も買いたくなるように、気になるところで終わらせるのである。 例えば、主人公のピンチに助けがやってくる。 黒抜きの影に向かって主人公が「お前は・・・」などと言って終わるのだが、実はまだ誰が来るのか決まっていない、ということが往々にしてあるそうだ。 次の締め切りまでに担当編集者と相談して決めたりするようである。 週刊漫画の次の締め切りは一週間後だが、毎年末のゲームならそれは1年後。 3作目ともなれば、1作目から2年あったことになる。 『流星のロックマン3』は最後凄かったな。 これは「エグゼ」まで入れても、シリーズ最高傑作と言って過言ではなかった。 いやまさか、こんなに素晴らしい物語になるとは・・・。 『1』の時には思いも寄らなかった。 私は『1』の時に、ブラザーシステムを見て、なんという意地汚い商魂なんだろう、と思った。 明らかにお友達にも買わせよう、という意図が見て取れるのだ。 現実のお友達とブラザーを結んだ方が有利になるシステムなのである。 欲張って3色に分けたあたりにも、その一端が現れているだろう。 大人ってホントに汚い。 しかし、この設定が最後に生きた。 これは当初からすれば予想外だったのではないか。 まさか最初からこうすることを考えて、ブラザーシステムを創ったとは思えないからね。 ブラザーから派生して「レゾン(達成目的)」を導入したのがまた良かった。 話が最後にピタッとハマってきたな。 まさに瓢箪から駒。 細かいことを書くわけにはいかないけど、ああいう展開に持っていけるとはね。 締め切りまでにきっちり帳尻合わせてきた。 「エグゼ」は確か『6』まで行ったはずだけど、おそらく「流星」はこの『3』で終わるつもりなのだろう。 「エグゼ」の頃に比べると、売上も落ちてきているようで、終わるべくして終わるのかもしれない。 これは最後だとするなら、実に最後に相応しい終わり方だった。 終わりよければ総てよし、と言って差し支えないのではないか。 <追加 2009_03_17> しまった。 エグゼの『1』と『4』やってなかった。 シリーズ最高傑作と言うには、全部やってないと駄目だな。 |