トワイライトシンドローム 禁じられた都市伝説

現代のトワイライト 2008_11_04

 

「トワイライト」とは英語でたそがれ時を指す言葉である。
その昔アメリカで「トワイライトゾーン」という有名なTVドラマシリーズがあったけれども、どうもトワイライトという言葉には不思議な印象があるようだ。
たそがれ時の色合いが景色をいつもと違うものに見せるからなのか、それとも昼と夜を別世界と考えてたそがれ時を別世界への入り口と捉えるからなのか。
その辺はちょっとよく分からない。
とにかくトワイライトというと、ちょっと不思議なことが起きそうな感じがするのである。

DSでも遊びたいものが無くなってきて、仕方ないのでタイトルのインパクトで『トワイライトシンドローム 禁じられた都市伝説』をプレイしてみた。
サブタイトルに「都市伝説」と入っているだけあって、もうあからさまにその手のゲームである。
思ったほど「トワイライト」という感じでもなかった。
ゲーム自体はタッチスクリーンを上手に使って、手堅くまとめてあるとは思ったけど。

ただ一つ、ゲームの中で面白い経験をした。
「ひとり隠れんぼ」という都市伝説についてである。
ゲーム中にこの「ひとり隠れんぼ」を実行する部分があるのだが、私は手順を忘れてしまった。
面倒なので、攻略ページを見ようと思ったら、攻略ページではなく、2chの当該スレッドが出てきてしまった。
そこ見ながらやったらクリアできたんだけれど、ホントにこんなことをやってる連中がいるんだと知ってビックリした。

現代に生きる我々には幸か不幸か、大抵のことが明らかになってしまっている。
不思議なことなんてほとんど無い。
理解できないからこそ、そこに神秘的なものを感じるのだとすれば、我々にはトワイライトという語感に相応しい対象ってなかなか見つからないかもしれないな。
そんな中でインターネットは特別な存在だ。
インターネットは便利だけど、インターネットの仕組みを理解している人はほとんどいないだろう。
そこに何かしら神秘的なものを感じるというのはあり得べきことである。
インターネットこそ、現代のトワイライトなのかもしれない。
プレイしながら、そんなことを考えたりもしたな。


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