詰将棋パラダイス

頭に入れたくない 2013_03_14

 

胡散臭いアンドロイドタブレットが壊れたので、KindleFireを買った。
HDは横が広すぎて片手で持てないので、敢えて無印の方を。
私の場合、仰向けのとき以外、わざわざタブレットを使う意味がないからなのだが、KindleFireにそういう使い方は難しいな。
400gは重すぎる。
原価割れしていると噂になるだけあって、モノは良いけど。
最近は小さいタブレットが人気なんだそうだが、行き着くところ、大きめのスマホに回帰していくような気がしないでもない。

折角だから何か使わなくちゃ、と思ってゲームをダウンロードしてみるも、これといって面白そうなモノは見当たらなかった。
サービスつもりなのか毎日「本日の無料ゲーム」が配信されているのだが、どこかで観たことあるようなパズルゲームばっかり。
結局、私がプレイしているのは『詰将棋パラダイス』だけである。
将棋なんて小4の時にクラスで流行って以来ほとんどやってなかったが、やればやったで面白い。
詰め将棋は短い時間できるから尚更いいね。

たまたまそれと平行してPSVの『デモンゲイズ』をプレイし始めた。
説明もないまま、いきなりダンジョンからスタートするのだが、なかなか工夫を感じさせるオープニングだった。
これは面白そうだと思った。
が、しかし、ダンジョンを抜けてからは、やはり普通に説明を受けなければならなかったのである。
キャラとの会話を通じて、システムと世界観を頭に入れていく。
理解するための負荷を軽減するためにキャラとの会話に織り交ぜていくわけだ。
それは別に悪くない。

ところが、これが私には苦痛だった。
歳くったからなのかな。
読むのがイヤでイヤでしょうがなかった。
3行読んでは詰め将棋、5行読んでは詰め将棋、といった具合で、まったく進まなかった。

結局説明が終わるまでに、詰め将棋をなんと680問も解いてしまったのである。
その間、RPG一本クリアできるぐらいの時間が費やされていた。
将棋はルール知ってるから、辛くないんだよね。
難しいヤツでも連続王手という縛りがあるから頑張れば何とか解けるし、結果がすぐに出るから毎回やるたびに喜びが得られる。
詰め将棋は楽しいわ。
PSVを掴もうとすると、手が隣のKindleFireを掴んじゃう。
『デモンゲイズ』はまったく進まない。
こうやっておっさんゲーマーはコンシューマーから離れていっちゃうのかな。
弱ったことだよ。


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