THE LAST OF US_2

最後は納得 2013_07_06

 

人間が生きることに意味などない、と私は思っている。
たまたま生きているから、生き続けなければならないだけである。
自分が生き続けることが何より大事。
従って、誰かのために自分を危険にさらしたり、世界を救うために自分の命を投げ出してはならない。
もっとも、自分が生きるために誰かが必要なのであれば、そのために命をかけることは許されるかもしれない。
また、人類の未来よりもその誰かを優先することはむしろ当然であろう。
人類が生き残ったって、自分が生きられなければ意味がないからだ。


それはさておき、『THE LAST OF US』の話である。
プレイも中盤にさしかかる頃には、このゲーム、かなり面白いと私は感じ始めていた。
しかし、それでも自分の中にあまり認めたくない気分はあった。
というのも、あまりにもありきたりだったからである。
どこかでプレイしたようなゲーム、どこかで聞いたようなテーマ、どこかで観たようなストーリー展開。
すべてが思い当たってしまうんだよな、ああ、あの映画と同じだって。
ゾンビ映画やらゲームやらをたくさん経験してきた私には、新鮮味はまるでなかった。
映像的にも、あんまり進歩していない。
一回しか通らない場所でも綺麗に描いてあることはあるのだが、見せ方は割と単調だった。
『トゥームレイダー』を見た後だと、ちょっと退屈な感じ。

ゲームを面白いと感じる気持ちと認めたくないという気持ちの綱引きが私の中では行われていた。
どっちか勝つのか。
勝敗はエンディングで決した。

あれなら私は納得だな。
あああるべきだよ。
具体的には書けないけどね。
ま、タイトルが『THE LAST OF US』ってぐらいだから、そういうことなんでしょうな。
面白かったと書いておいても、たぶん嘘にはならない。


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