ゲーム動画を観てるヤツはほぼ全員馬鹿だと私は思っている。 他人(ひと)のプレイを見て何が面白いのか、全く理解できない。 自分がやれ。 たとえアドベンチャーやRPGのムービー部分であっても、やはり観るに値しない。 なぜなら、それはプレイした事による理解や思い入れによって面白く感じられるものであって、動画単体で見たら、映画なんかのクオリティには到底及ばない。 単位時間あたりの喜びが最大になるように行動すべきであると考える私からすると、ゲーム動画を観るなんてのは時間の無駄としか言い様がないのである。 しかし、プレイはした、努力も十分した、にもかかわらず、トゥルーエンドに到達できなかったときはどうか? 2周目をやるより、動画サイトを観ちゃった方が得だとも考えられるはずだ。 トゥルーエンドを見るためだけに、はたして2周目をプレイできるだろうか? ところで、『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』の話である。 このゲームは頻繁に拠点に戻ってこなければならない。 というのも、ドナム(魔法力?)やパーティーの行動力(名前忘れた)が回復できなかったり、マナ(なんだっけ?)を貯めすぎると強敵に追い回されるハメになるからである。 すると、戻ることに何か価値付けをする必要が出てくるはずであり、それが魔女報告という名のストーリー進行なのであろう。 つまり、巨乳ツンデレ魔女と弟子の幼女とのやりとりがご褒美的な位置づけになっている、というのが私の最初の理解であった。 この幼女(ルカ)とのやりとりが如何にもキモオタが喜びそうな感じで、私は恐怖を覚えていた。 だって、ルカが可愛いんだもん。 これが可愛く感じられるということは即ち自分がキモオタだって事だから。 いや、別に否定はしてないが。 この感触だと、面白くても面白いとは言いにくいと私は思っていた。 ところが、中盤あたりからだいぶ話は変わってくるんだ。 実は割と重い話なんだよね。 ゲームシステムでもある人形に魂を吹き込んでキャラを創るという部分とときどき挿入される人形劇なんかが、魔女のアレになってるんだな。 具体的には書けないんだが。 なかなか面白いお話だと思ったよ。 あんまり手の込んだ演出がなされてないのも、想像力をかき立てていいのかもしれない。 ブレードランナー的なテーマを見出すもよし、人が人を求めることに着目してもよし。 プレイヤー側で幅を持って考えられるお話だった。 ぐいぐい引き込まれて、最後の方はかなりハイペースでプレイできた。 やっとエンディングまで辿り着くと、お金はかかってないけど、良い雰囲気のエンドロールが始まる。 ハッピーエンドかな、と思うじゃん。 それがさ、ああなっちゃうんだよ。 うそーん! ネットで検索してみたら、なんと通常エンド以外にトゥルーエンドがあるってゆうんですよ、奥さん! たぶん、本物のアレが手に入れば、ああなって、こうなるんだろう。 わかるよ、それは。 そうあるべきだね。 でも、トゥルーエンドに辿り着くためのアイテムを売っぱらっちゃってて、もう詰んでるんだ。 2周目やるしかない! 2周目の頭の部分を見た感じでは、どうも創り手は2周目をやってもらうつもりだったようだ。 ちなみに、動画サイトで検索をかけたところ、ばっちりトゥルーエンドの動画がアップされてました。 これはすごい誘惑だな。 もう既にだいぶ苦労したし、私には観る資格があるのでは・・・と思わなくもない。 いや、ちゃんとやりますけどね。 ルカちゃんを悲しませたままでは終われない。 2周目は楽だから、そんなに苦にはならない・・・はず。 |