世界樹と不思議のダンジョン

全滅しにくいゲームでは全滅してはいけない 2015_03_25

 

歳を取ると、昔のことがよく思い出される。
なんであのときあんな事しちゃったんだろ?とか、むかし失敗したことを突然思い出して、落ち込んだりするのである。
末期ガンの母親が一時期、やたらと反省してたことがあったけど、私ももう死ぬのかな。
ゲームでももちろん後悔していることはある。
3日ほど前のことなのだが。
「なんで俺は帰還しなかったのか?」

『世界樹と不思議のダンジョン』はまずまず順調に進んでいた。
パーティを組んで不思議のダンジョンをやるってのは、それなりに新鮮味があったな。
シレンなんかとは全然バランスが違う。
安心してプレイできるのである。
ダメージは回復してもらえるし、モンスターハウスが来ても全体魔法でなんとかなるし、死んでも世界樹の葉で自動復活してくれるし、最悪全員倒れても黄泉の粉で救済される。
つまり滅多に全滅しないゲームなんだ。
緊張感がないといえばそうなんだけど、それほど厳しいプレイも求めていないから、私はこれぐらいでも全然OKだった。
エンドロールを見るまでは凄く簡単。
今どきのゲームにありがちなんだが、本番はエンドロールを見てからである。

全滅した。
氷嵐ノ洞窟のボス戦で全滅したのである。
全滅してもレベルがリセットされるわけではないが、装備はその一部が失われた。
よりによって、今まで大事に育ててきた近接武器を二つも。
両方とも+45ぐらいまで育ってたのに。
全滅しない前提だから、育てにくいバランス取りなんだよ。
シレンなんかより、+の付いてる装備が落ちている確率が低い。
簡単なダンジョンに潜っても、あんまり+の装備を拾えないんだ。
10時間ぐらいやってもまだ+13までしか戻ってなくて、プレイしながらずっと後悔している。

そういえば、氷耐性の料理を食べてなかった!
それにパラディンがいるのにフリーズガード使ってなかった!
ブラストスキルも全く使ってないじゃん!
黄泉の粉を持ってたのに、なんで帰還じゃなくて、復活を選んじゃったんだろ?
もうちょっとで倒せそうな気がしたんだよなあ。
無難にいくべきだった。
畜生!

といった具合に、プレイしている間中、そればっかり考えてしまう。
なんだか、もうやりたくなくなってきた。
ゲームの理解が足りなかったと言えばそれまでなんだが、授業料としてはあまりに高くついたな。


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