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テレビゲームは操作対象を何かに置き換えて得をするものである。 その為には置き換えるものに何らかの得が必要だ。 豆腐って得を感じるかな? 普通は感じないよね。 でも、無理矢理感じさせることはできる。 『スゴイツヨイトウフ』はそういうゲームなんだろう。 わたしはこの『スゴイツヨイトウフ』をSTEAMでたまたま見つけた。 安くて評価が高かったから買ってみただけである。 ゲームとしてはステージクリア型のアクションゲーム。 豆腐の弾力とか滑り具合を取り入れているところに特色はあるものの、プレイしてみた感触としてまあまあぐらいの印象。 でも、意外と満足感は強い。 なぜなら豆腐をガンガン推してくるから。 オープニングの豆腐の歌から始まって、各章の頭には職人さんが豆腐を作る動画が挿入される。 そして、「トウフスゴイ」「とうふになれ」とプレイ中ずっと言われ続けるのだ。 恐ろしいほどの豆腐リスペクトだよ。 おかげでステージクリア時に「とうふになった」と言われるとちょっと嬉しいんだよね。 現実世界であまり価値を感じていない対象に価値を感じさせるように創られているのである。 本物のとうふマイスターが製作したって書いてあるから、豆腐や職人さんをリスペクトさせること自体が目的なのかもしれないが。 そうすると、いわゆるゲーミフィケーションの一種なのかな。 何にしても、結果として評価が高いのは間違いないし、私もある程度面白いとは思った。 こういうのもありだな。 |