探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻影殺人事件

タッチスクリーンの難しさ 2005_03_28

 

最初にNDSをさわったとき、直感的に下の画面を見てプレイしたら面白くないだろうな、と思った。
上の画面の方が綺麗だし、なんといっても下の画面は手やペンで画面が隠れてしまう。
両画面の座標を対応させて、上の画面を見ながら下の画面にタッチする、という使い方がもっとも素晴らしいのではないかと思ったのである。
しかし、これは難しいな。
『探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻影殺人事件』をプレイしていて、それに気がついた。(長いので以下、『仮面幻影殺人事件』)

先日発売されたばかりの『仮面幻影殺人事件』を私は早速プレイした。 (もうクリアしちゃったんだけど)
このゲームではL or Rボタンを押しつつ方向キーでメモ帳を切り替えられるのだが、これが困ったことであった。
例の自作my_penを使っていると、Rボタンが押せないのである。
年を取ると寂しいことに手が乾燥してツルツル滑る。
左手だけでLボタンと方向キーを押すことは出来ないのだ。
NDSはそれなりに重いし。

そうすると、必然的にメモ帳を見る度にmy_penを持ち替えなくてはならない。
これはメンド臭かった。
また、このゲームにはそれほどタッチスクリーンを使うメリットもない。
気になる発言を上画面にコピーして保存する機能でもあれば、また違ったのだが。
結局ペンを使うのは途中で放棄した。

私の手が乾燥していることは別にしても、ペンを使うとき、左手は原則として使えないと思ったほうがいいんじゃないか。
実際私はmy_penを持っているとき、十字キーの部分に指を置いていなかった。
バランスを取りやすいように、もっと上の部分をホールドしている。
そうすると、下の画面にアイコンでも置くよりほかにない。
ところが、アイコンを置くとデッドエリアが出来てしまう。
アイコンを置いたエリアに対応する上の画面が死ぬことになるのである。
つまり、あんまり沢山アイコンは置けないので、複雑なことは出来ないだろう。
タッチスクリーンを使うって難しいな。

NDSが発売される前に、任天堂はタッチスクリーンを使い方を長年研究してきた、という記事を読んだけど、タッチスクリーンの「これだ!」という使い方をそのうち示してしてくれるのかね。



<後日談 2005_05_27>
『脳を鍛える大人のDSトレーニング』の計算、あれいいな。
左画面を見ながら、右のタッチスクリーンに答えを記入していく。
ああいう使い方が広がっていくと、タッチスクリーンはもっと威力を発揮するんじゃないか。



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