どきどき魔女神判!

さわるところがない 2007_08_20

 

その昔、『きゃんきゃんバニー5 エクストラ』というエロゲーがあった。
あれは何年前のことになるだろうか?
たぶん15年ぐらい前の事じゃないかと思うのだが、面倒だから調べない。
私はこのエロゲーが大好きだった。
『1』の頃からやってるシリーズものだったというだけではなく、『5』にはお触りがあったのである。

マウスがそろそろ標準装備になってきた頃のことだったかな、あれは。
DOSベースでもマウスが使えるようになっていたのだ。
マウスが標準になってきたからこそ、生まれてきたとも言えるだろう。
これからお触りが流行るぞ、と私は予感していた。
こんなにエロいものを使わないはずがないと信じていたのである。

ところが、実際にはお触りはあまり流行らなかった。
どういうわけか、類似する作品はほとんど出てこなかったな。
決して、現在のノベル系に駆逐されたわけではない。
ノベル系が流行り始めるのは『痕』というエロゲーがWin95用に移植された辺りだと思うのだが、それまでにはかなり時間があった。
流行るべき力があるならば、当然流行っていたはずである。
流行らなかったということは、つまり流行る力がなかったんだろう。
私にはこれが大変不思議であった。

昔話から書き始めたのは他でもない。
私はこのところ『どきどき魔女神判!』をプレイしていたのだ。
何でもお触りで魔女の正体を暴くそうじゃないか。
エロゲーじゃないのにやけにエロゲーっぽい雰囲気を漂わせたゲームである。
しかし、プレイしてみれば詐欺だという事がよく分かるだろう。
このゲームの面白さは全く別のところにあるのだ。
もっともここでは特にこのゲームを説明するつもりはない。
私が書きたいのはただお触りについてのみである。

なぜお触りが流行らなかったのか?
『どきどき魔女神判!』をやっていてわかった。
触ろうにも触るところがないのである。
だって、胸とかオシリとかあんなところは触ってはいけないのだから、必然腕とか太もも、あるいは耳ぐらいしか触るところがないじゃないか。
逆に言うと、触りたい場所も限られてくる。
これはバリュエーションを持たせる余地がない。
お触りは絶対に飽きるわ。
一本のゲームの中でも既に飽き気味だったからな。
あんまりアタリ判定細かくしても、面倒なだけだしね。

道理で『きゃんきゃんバニー5 エクストラ』以降、この手のものが出てこなかったわけだよ。
すごーく納得した。


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