逆転裁判4

伝説よりも寅さんを目指せ 2007_04_29

 

「逆転裁判」は伝説になるんじゃないか。
『3』をプレイし終えたときに私はそう思った。
ただし、『3』で終わっていれば、という条件付きである。
伝説になるためには絶頂期で突然終わらなければならないのだ。

しかし一方で、『3』で終わるはずがないとも思っていた。
だって、会社が終わらせるはずはないからね、これほどのシリーズを。
創り手がいやだといっても、必ず続編は創られる。
現に私たちはいま『逆転裁判4』を手にしているのである。
もはや伝説になる目は無くなった。

今回の『4』について、特別書きたいとは思わない。
強いて言えば、ちょっと作品として大きすぎるかなとは思うけど。
長かったもんね。
でも、とりあえず主人公が代わって、今後何回か続くことは確認できたわけである。
伏線も残ってるし。

私は伝説になんかならなくても良いと思うんだ。
「なに?君たち「逆転裁判」やったこと無いの?
 全く近頃の若いもんは・・・」、 なんて歳取ってから管巻いてみたところで、何の意味もないじゃん。
伝説になることより、これからも続いてくれることの方が嬉しい。
そりゃ、何回も続けば面白くない作品も出てくるだろう。
ゴトー検事みたいなキャラが毎回出てくるはずはないからな。
毎回毎回新しいギミックを入れることもできないだろう。
そんなに思いつくはず無いんだから。
それでいいんだよ。
偉大なるマンネリズムを追求してみるのも良いんじゃないか。

その為にはもっとコンパクトになった方が良いかもしれないな。
今回は会社の方針もあってプロモーションも派手になったし、開発費もそれなりにかけて創られたようだけど。
このテンションでは、また3回で終わってしまいそうだ。
もっと小さく、定期的にリリースしてくれる方が私は嬉しい。
いつ出るかわからない「逆転裁判」を待つのは苦しいわ。


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