「逆転裁判」は伝説になるんじゃないか。 『3』をプレイし終えたときに私はそう思った。 ただし、『3』で終わっていれば、という条件付きである。 伝説になるためには絶頂期で突然終わらなければならないのだ。 しかし一方で、『3』で終わるはずがないとも思っていた。 だって、会社が終わらせるはずはないからね、これほどのシリーズを。 創り手がいやだといっても、必ず続編は創られる。 現に私たちはいま『逆転裁判4』を手にしているのである。 もはや伝説になる目は無くなった。 今回の『4』について、特別書きたいとは思わない。 強いて言えば、ちょっと作品として大きすぎるかなとは思うけど。 長かったもんね。 でも、とりあえず主人公が代わって、今後何回か続くことは確認できたわけである。 伏線も残ってるし。 私は伝説になんかならなくても良いと思うんだ。 「なに?君たち「逆転裁判」やったこと無いの? 全く近頃の若いもんは・・・」、 なんて歳取ってから管巻いてみたところで、何の意味もないじゃん。 伝説になることより、これからも続いてくれることの方が嬉しい。 そりゃ、何回も続けば面白くない作品も出てくるだろう。 ゴトー検事みたいなキャラが毎回出てくるはずはないからな。 毎回毎回新しいギミックを入れることもできないだろう。 そんなに思いつくはず無いんだから。 それでいいんだよ。 偉大なるマンネリズムを追求してみるのも良いんじゃないか。 その為にはもっとコンパクトになった方が良いかもしれないな。 今回は会社の方針もあってプロモーションも派手になったし、開発費もそれなりにかけて創られたようだけど。 このテンションでは、また3回で終わってしまいそうだ。 もっと小さく、定期的にリリースしてくれる方が私は嬉しい。 いつ出るかわからない「逆転裁判」を待つのは苦しいわ。 |