「初音ミク -Project DIVA-」のアーケード版がPS4でリリースされるらしい。 それも基本無料で。 ゲーセンにはもう何年も行ったことがないので、実物を一度も見たことがないのだが、流行ってるって話は聞いたことがない。 このタイミングで基本無料版を投入するのは、プレイヤー人口の拡大を狙っているのか、それとも、よほど追い込まれているのか。 どちらにしても間に合えばいいけどね。 それはともかく、『初音ミク -Project DIVA- X』の方である。 一つぐらいEXTREMEでパーフェクトを出さないとやったことにはならないかと思い、フリーモードをやり始めるとなにやら違和感を覚えた。 というのも、クリア後にSAFEがいくつといった詳細が表示されないのである。 詳細ボタンを押すと初めて表示される仕様になったのだ。 創り手の気持ちを想像するに、あんまりパーフェクトに拘らないで欲しいという意思表示なのかな。 どうしてもゲームってのは上手いことが正義になってしまうからね。 上手いことが正義でなかったら、誰も上手くなろうと思わないが、そこを追求されると下手な人はどんどん振り落とされてしまう。 だから、そこには違う価値観が必要になる。 違う価値観を導入したかったからこそ、MAINにストーリーモードを入れて、フリーをSUBに追いやったとも考えられるだろう。 それ自体は間違いじゃないと私は思う。 ただし、ちょっと遅すぎるかもね。 こういうのはプレイヤー人口が伸びているうちにやらないと。 タイミング的に言えば、『F』でやるべき試みだったかもしれない。 ハードの変わり目で、変化を導入しやすかっただろうし。 『F2』が酷評されて、じり貧になってからやっても、あんまり喜ばれないよな。 だって、ごりごりに価値観が固まってるヤツしか残ってないんだから。 上手くいっている時に変化させるのは難しいんだろうけどね。 ゲームコンテンツとしての「初音ミク」からはかなり終末感が漂っている。 果たして今から巻き返せるのか。 たぶん遅すぎると思うけど、終わって欲しいと思っているわけじゃない。 リリースされれば、それなりにプレイはするつもり。 |