みんなのゴルフ6

親指の付け根は動かしたくない 2012_03_28

 

私はボタン配置がかなり気になる。
特に右手側のボタンだ。
親指の付け根を動かさないと押せない位置にあるボタンを使うのが酷く不快なのである。
3DSやPSPなんかだとスタートボタン等はちゃんと親指先の円周上に配置されているから、形状が押しにくいことは別にして、特に問題ないわけだけど、PSVはまずいな。
付け根に近すぎてすごく窮屈。
おそらく基板レイアウトの関係もあるんだろうが、ハードを設計してる側からすれば、あんまり使ってくれるなって考えたんじゃないかと私は推測する。
折角タッチパネルがあるんだから、アイコンを使えばいいんだよ、わざわざ窮屈なボタン使わなくても。
ワイド画面なんだから両端は空いてるでしょ。
しかしながら、どうにもよく分からないゲームも存在する。

ところで、PSVはすごく手触りのいいマシンである。
是非使いたい。
そこで、特に遊びたいゲームもないのだが、無難なところで『みんなのゴルフ6』をチョイスしてみた。
PSの看板シリーズだから、そうそう外れることもあるまい。
実際かなり楽しむことが出来た。

しかし、この『みんなのゴルフ6』はすごく難しい。
最後の方になると、グリーンのみならず、フェアウェイも起伏が激しくて、一見しただけではどこに落とせばいいのか全くわからない。
ドライバーのコントロールが異常に難しいのと相まって、スコアメイクには大変苦労する。
これぐらいスコアが出ないゴルフゲームはちょっと珍しいな。

そこでプレイヤーとしてはコースをよく観察しようと思うわけだけど、まず全景を見るselectボタンが押しにくくて私はイヤだった。
なぜアイコンで対応してくれないのか不思議で仕方がなかったな。
よくよく確認してみると、それだけじゃなかった。
基本的にコースを観察するのは全てボタンでやる仕様になっており、タッチパネルはほとんど使わない。
どうせならタッチパネルでコースを観察できるようにしておけば良かったのに。
何のためにPSVで発売したのか、よく分からない作品に仕上がっていた。
コース上の動物に触ると反応するとか、いったい何の意味があるのか全く不明である。

このゲームから受けるメッセージは、据え置きを携帯ゲーム機にリプレイスします、って感じだ。
PS3を売っていきたいはずだから、そんなわけないと思うけどなあ。
外注とはいえ、一応SCEブランドでで売ってるわけだから、もうちょっとなんとかならんのかね。
PSVはこういう設計思想で作られていますってのを感じさせなかったら、ローンチで発売する意味はあんまりないような気がする。
ゲームそのものは良く出来てると思うのだが・・・。


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