やりたいゲームがあまりにも無さすぎる。 最近はSTEAMのお勧めに何か出てこないかと期待せざるを得ないぐらいだ。 そんな中で見つけたのが『孵道』。 「かえりみち」と読むらしい。 調べたころ、『奇天烈相談ダイヤル』と同じところがリリースした作品だということで、何とかやる気になれた。 これはただ振り返らないゲーム。 振り返ると即死するので、振り返らずただ進むゲームだった。 実態としてはマウスシューティングに近いのかな。 振り返らないマーカーを制限時間内に撃ったり、振り返るマーカーをやり過ごしたりするのである。 ゲームとしては特にどうということはない。 ただ雰囲気は異常だ。 小学校からの帰り道らしいのだが、途中に生首や手足がいっぱい落ちている。 どうやら振り返ってしまった子供たちのなれの果てらしい。 そして、主人公も仲間にしようと、あの手この手で振り返らせようとするのである。 アイディアとしてはなかなか面白い。 しかしちょっと、うん?と思うこともあった。 家に帰るのかと思ったら、なんか変な方向に進んでいく。 案の定、あんな終わり方になった。 そういえば、タイトルの漢字はそういう意味だったのかな。 でも、ラストはあんまり面白いと思わなかったな、私は。 最近こういうの多い気がする。 インディーズで尖ったゲームを創ろうとすると、似たような感じになっちゃうのかもしれないね。 350円のゲームにそこまでケチをつけるのも無粋というものか。 |