近頃は子供の頃のことをよく思い出す。 もう死ぬのかな? しかも、思い出すのは恥ずかしいことばっかりなんだ。 後悔しきりです。 ホントに小中時代の友達には会いたくないね、絶対。 ところで、『The Gardens Between』の話である。 NS版が発売されたニュースを読んでから、STEAMでセールをやっているときに買った。 ずいぶん前の話だが。 積んでいたゲームを今になって消化したわけである。 このゲームはジャンルでいうと、パズルなのか、アドベンチャーなのか。 光の球をゴールの台座まで運ぶ脱出ゲームに近いような作品である。 特徴的なのが、ふたりの自キャラを直接操作しないこと。 時間を進めたり、巻き戻すことでキャラを動かす。 進むルートは決まっているのだ。 その途中にあるスイッチを切り替えたり、自キャラを固定したままそれ以外の物の時間を動かしたりすることで、パズルを解いていく。 間違いなく斬新なゲームではあった。 ただしルートが決まっているから、バリエーションに限界がありそうな印象は最初からあった。 そこにこのゲームのテーマになっている子供時代の思い出が、狭義の意味でのゲームにも絡んでくる。 隣に住んでいた幼なじみと秘密基地を作って遊んだ思い出が。 思い出のおもちゃやゲーム機などがステージに組み込まれ、ある程度の変化を付けることには成功していた。 変化を付けるといってもさすがに限界はあるのだが、そこはインディーズの良いところで、飽きる前に終わってくれる。 評判が良いのも頷ける作品ではあった。 ただちょっと個人的に気になるところはある。 感動させようとしてる気がするんだよ。 子供時代の思い出で。 自分にそういう経験がないせいか、どうにも琴線に触れてこないね。 あざとい感じがしちゃって、逆に引いちゃう。 もう一度戻りたいと思うような幼年期を経験した人ならば、素直に感動できるのかもしれないが。 それならそれで結構な話ではある。 |