終わった。 ついに終わってしまった、『ミッシングパーツ3』。 今回はゆっくり味わいながら進めてきたのだが、やはり終わりは訪れるのである。 そして、これをもっていよいよ私にとってのDCも最後を迎えようとしている、少なくとも新作においては。 「ミッシングパーツ」は連作だけあって、たくさんの伏線が張ってあったのだが、『3』の最後で全部がズゴーンとつながって大団円を迎える。 そこまでつながってええんかい、と思うぐらい。 続けてプレイしてきた身としては、ホントに嬉しい限りである。 もちろん、ハッピーエンドを迎えるのは、それなりに大変なのだが。 時間の概念をゲーム中で明示していないことや、移動が無意味な負荷になっていることなど、必ずしも洗練されたゲームシステムではないので。 でも、それはいいじゃない、別に。 間に合わせでない、れっきとした新作を今こうしてDCでプレイできたのだから。 ここで言うところの「間に合わせでない」というのは、創りたいものが先にあって制作された、という意味である。 しかしホントに良く最後までDCで発売してくれたなあ、と内心驚いている。 DCの生産中止が発表されてから、いったいどれだけの時間が経過したのか、私は既にわからなくなっているのだ。(3年弱?) だいたい、当のセガからゲームが発売されてないじゃないか! なんてこったい、まったく。 まことに弱った話である。 DCと縁もゆかりもない「フォグ」という小さな会社が最後に意地を張ってくれた。 彼らにはDCで出さなきゃならない理由なんかこれぽっちも無かったのである。 どっかのお笑いじゃないけど「有り難いねえ」。 おかげさまで、DCはまだまだ現役だと思って私は日々を送ることが出来た。 そのことに対して心から感謝を述べたい。 ありがとう。 本当にありがとう。 <後日談 2003_09_28> 驚いたことに、セガからDC用のゲームが発売されるんだそうだ。 「ぷよぷよ」シリーズの新作らしい。 他機種用と同時発売ということのようだが。 やっぱり私たちには中さんしか残されていなかったということなのか。 開発はソニックチームのようだ。 |