TETRiS DS

20年前から脳トレ 2006_05_08

 

今までお金を出して「テトリス」をやったことがなかった。
もちろん、真面目にプレイしたこともない。
その昔、「テトリス」が流行ってた頃はPCゲーマーだったし、高性能のパソコン(だと当時は思っていた)で、わざわざあんなものやる必要ないと思っていた。
つまり、今回『TETRiS DS』をプレイするのが私にとって初「テトリス」みたいなものである。

テトリス、まあまあ面白いな、というのが第一印象であって、それ以降も変わらない。
気がつくと1時間ぐらい没頭していることもあるんだけど、スゲー!!って感じはないな。
現実と置き換えたり、演出を加えたりといった、喜びを増幅させるような仕組みがないからだろうか。
全くもって、素のままのゲームである、この「テトリス」というヤツは。

ずーっとやってたら次第に、脳トレ系と同じじゃないか、という気がしてきた。
はじめはパターン認識の要素が強いから、どっちかというと『やわらかあたま塾』的なのかもしれないが。
慣れてくると、ブロックの嵌め方が考えなくても判るようになるだろう。
簡単な足し算の答えを計算しなくても出せるように。
プレイ感としては、『脳トレ』の「計算100」をやっているのと変わらないような気がした。
私のレベルだと遅すぎて計算100をやってる疲労度まで達しないけども。

テトリスを極めた人たちの脳活性度でも一回測ってみればいいのに。
いわゆる「テトリス・ハイ」と言われる状態になったときの脳活性度を見てみたいものだな。
「テトリス」ほど有名なゲームなら、当然測定しているはずだ、と思ったのだが、検索した限りでは出てこなかった。
出てくるのは、「ゲーム脳」の話ばかりである。
「テトリス」が脳トレと同じだと川島教授に理解してもらえれば、彼のやらせようとしていることがゲームそのものなんだと気付くはずなのだが。

これが証明されれば、20年も前から我々は脳トレをやっていたんですよ、と言う話になる。
人間は老いを突きつけられなくてもゲームできる。
脳が衰えますよ、って脅されてゲームするのもなんかおかしいじゃないか。
能動的にゲームできるんだ、当然にゲームをやるんだ、という認識が生まれれば最高だけどね。


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