Tangle Tower、Apple Arcade版

この際、洋物でも 2021_01_02

 

私は殺人事件を解決したいのである、アドベンチャーゲームの中でも特に。
結局のところ、ストーリーから得られる喜びは私が何に価値を感じているのか、に掛かっているわけで、何より私は殺人事件を解決するのが好きなのだ。
しかし、このところそういうゲームが一向に発売されない。
アドベンチャーゲームって一回クリアしたら終わりだから、一部の人気シリーズ以外はなかなか買ってもらえないという事情もあるのだろう。

となると、インディーズでも漁るしかない。
前々から目を付けていたゲームはあったんだ。
『Tangle Tower』というヤツなんだけど。
ただし、洋物なんだよね。
翻訳の程度が分からないし、外人さんのセンスには若干不安もある。
セールになったらそのうち買おうかな、と思ってSTEAMのウィッシュリストに入れておいた。
そしたらセールのお知らせが届いたので、買う前に念のためApple Arcadeを調べたら入ってた。
超ラッキー!
これをやらないわけにはいかない。

やってみたら、思ったよりクオリティの高い作品だった。
キャラクターはアニメーションするし、英語だけどフルボイス。
多少は「逆転裁判」とかの影響を外人さん達も受けているのかもしれないな。
そんなに違和感はなかった。
キャラの名前や証拠品に書かれた文字がアルファベットのままなので、覚えにくくて苦労する部分はあったのだが。

覚えにくいこととやや関連するのだが、情報が多いというか、一度に全部出てくるので、頭に入れるのにちょっと苦労したかな。
人物の情報と証拠品をあわせると100項目ぐらい一度に頭に入れる必要があった。
その代わり、フラグが立つと自動的にイベントへ誘導するように創られているので、それほど難しくはなかったが。
所々で、文章と証拠品を組み合わせて謎を解き明かすシーンがあって、それなりに自分で謎を解いてる感もあった。
後味もそう悪くはない。
殺人事件を解決できて、私はまずまず満足している。

でも、やっぱり洋物は少し違うな、と思っている。
テキストの翻訳がよほど上手くないと、読んで面白い!というところまでは行かないんだ。
ギャグのセンスがちょっと違うしね。
こっちがお笑い擦れしてるのかもしれないが、滑ってる感が出ちゃう。
こういうのにも慣れていくべきなんだろうけど。
深刻なゲーム不足はこれからも続いていきそうだからな。


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