国家公務員法第100条によると、守秘義務違反を犯した職員は最高懲役1年、または最高50万円の罰金に処せられるんだそうである。 意外と軽いよね。 尖閣ビデオの流出なんかも、この程度の罪なんだろうか? この程度なら義侠心に駆られて公開しちゃう人がいても不思議ではないような気もするな。 まあ、ばれたら仕事は首になるわけだし、余計なことはしないに限ると思うけど。 ちなみに警視庁の職員は地方公務員だが、地方公務員法では守秘義務違反の罰金が3万円になってるようである。 ところで、『探偵 神宮寺三郎DS 赤い蝶』をプレイし終えた。 相変わらずDS用はオーソドックスな作りだな。 PSP用とは違って、特別な試みをやろうとは思っていないらしい。 完璧にいままで通り。 携帯配信用が貯まってきたら、一本長めの新作付けてパッケージでリリースしとくか、みたいな安直な作りである。 それなりに面白かったから別にいいんだけど。 クオリティはまずまず安定してる。 このゲームやってて思ったのだが、神宮寺って特別なスキルがある訳じゃないんだよな。 別に推理が鋭いわけじゃない。 観察眼に優れているわけじゃない。 IT機器にはからっきし。 ボクシング経験があるから、正面からの打ち合いには強いけど、不意打ちには結構やられる。 一体こいつの何が凄いのか? 思い当たるのは、関係者から簡単に情報を引き出せることである。 とにかく、どいつもこいつも神宮寺に会うとぺらぺら喋っちゃうんだ。 それも都合良く、欲しい情報くれるんだ、これがまた。 まだ疑われていない犯人まで余計なことを言っちゃう。 なにより、熊さんが何でもかんでも喋っちゃう。 ダメだよ、友達だからってそんなに喋ったら。 鑑識のお姉ちゃんも最新の鑑定情報教えちゃうしな。 びっくりするわ。 挙げ句の果てには考えもナシに突入して、熊さんか今泉のお世話になるという案配である。 警察とヤクザの両方からバックアップ受けてるとかずるいだろ。 そういうのハードボイルドじゃないから。 こんなんで納得していいのか、という気がしないでもない。 しかし、プレイしているときはそれなりに納得してやってるんだよな、こっちも。 たぶん神宮寺だから、ということで自然に飲み込めちゃってるんだろう。 さすがに長く続いてきたシリーズだし、お約束みたいなもんだ。 あくまで神宮寺だから許せるだけで、他のゲームだったら許せないよ、きっと。 「神宮寺」程度のリアリティでいいんだと、他の開発者の皆さんには思って欲しくないものである。 |