ぷよぷよフィーバー_2

対戦を楽しむのは難しい 2004_05_10-11

 

『ぷよぷよフィーバー』に対してどんな意地を張ったらいいのか?
これは極めて重要な問題であった。
意地を張るチャンスは、ホントにこれが最後かもしれないのである。

ゲーマーが意地を張るにはプレイするしかない。
それは確かなことだ。
しかし、一人でプレイするには限度がある。
やはり対戦するしかないか、と思った。

ところが。
まず対戦台がない。
私の行動範囲だと秋葉原にでも行ったときにやるしかないだろう。
これだけでプレイする機会は相当限られてしまう。

加えて、時々秋葉原で対戦してみても、「対戦する」ということが特別面白いとも思えなかった。
だって、戦っている相手が誰なのかわからないし、戦い終わったら相手は無言で去っていくのである。
対戦ゲームを楽しむってのは難しいなあ、と私は感じていた。

例えば、将来タイムラグのないネットワーク対戦が可能になるとして、見も知らない人と対戦したって楽しくないよな。
そんなの良くできたAIと戦ってるのと変わらない。
やっぱり気心のしれた相手と戦うのが楽しいはずだ。
「この俺に勝てると思ってんのか、オラ!」とか言い合いながらやらないと楽しくないでしょ?
対戦ゲームを楽しむためには、まず「この俺に勝てると思ってんのか、オラ!」と言える人間関係が必要なのである。
そういう人間関係がないのに「この俺に勝てると思ってんのか、オラ!」なんて言ったら、大変なことになる。
一昔前の「ストリートファイター」とか「バーチャファイター」みたいに、上手いことに価値付けが行われると事情は少し違ってくるのだろうが。

私はほとんどネットワークゲームはやらないけど、たまにやると、「なかなかお上手ですね」、「いえいえ、そちらこそなかなか」とか書いてる自分がイヤ!
たまらなくイヤ!
私はそんなプレイは望んでいない。
もっと激しくやりたい。
相手を罵倒することで自分を追い込みたい。
しかし、それはひどく難しいことである。

結局のところ、まだ『ぷよぷよフィーバー』をちゃんとプレイしたな、と言うところまでは行ってないな。
まだ意地を張ることを諦めたわけではないのだが。



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