自分の部屋を見回してみると、あることに気付く。 タブレットに電源ケーブルが常に刺さっているのである。 KindleFireにもdtabにも、そしてWiiUのタブコンにも。 これは私がいつも同じところで使っていて、持って移動することがないからである。 私は家の中でも腰が重いタイプなのだ。 そんな私であればこそ思うのかもしれない、こんな使い方ではダメだ、と。 遊んでみたいと思えるWiiUのゲームはほとんど見当たらないね。 そんな中で辛うじてやっても良いかな、と思えたのが、『レゴ シティ アンダーカバー』と『The Wonderful 101』だった。 とりあえず、ゲームの中身はここでは触れないでおく。 問題は両方とも同じ使い方を取り入れていたことである。 タブレットの向きを視点に対応させる手法がそれだ。 私はいつもベッドの上に寝転んでプレイしているのだが、タブレットで周りを見渡すためには起き上がってケーブルを抜かなければならない。 更にベッドの上だと反対側向くの大変なんだよね。 柔らかいし、ずりずりやるとシーツを巻き込んじゃう。 このシーンになるとホントにイヤだった。 こんなにイヤなんだから、よっぽど得しないとこの行為は正当化できないと思うのである。 『レゴ シティ アンダーカバー』ではタブレットをゲーム中にも登場させて、タブコンの動きと視野を同期させる。 同一性の観点からは一見正しい使い方のように思われる。 しかし、タブレットの機能は電子的な作用であって、バットを振ったり、剣を振るのとは全然感覚が違う。 デメリットを上回るほどの優位性が全く感じられないんだよ。 右アナログスティック回せば良いじゃんって感じ。 『The Wonderful 101』はややマシだ。 ゲーム中で建物の中に入ると、下画面がメインになり、視点をタブコンの向きで回すようになる。 右アナログスティックに変身アクションが割り当てられているので、ある意味仕方がないといえなくもない。 また一応テレビ画面側にも反応が出てくるので、一見正しい使い方のように思える。 しかし、後ろ向いちゃうとテレビ画面が見えないから、結局下で何かやったあとにテレビ側が動くだけなんだな。 つまり画面切り替えで対応しても実はそれほど演出上変わりはないって事だ。 3DSだったら上画面も一緒について回るから、連動した演出を入れられるけどね。 2画面が物理的に切り離されていることが、逆にデメリットになる例だと言える。 これもあんまり得してる感じはしなかったな。 結局、動きたくないからRボタンで視点を固定してプレイすることにした。 私にはあんまりいい使い方だと思えないんだよな、タブレットの向きを視点に対応させる手法。 メリットがゼロだとまでは言い切れないけど、デメリットの方が圧倒的に上回るんじゃないか。 何かタブコンを使わなきゃって気持ちは分かるんだが。 『ゲーム&ワリオ』にでてくる写真撮るヤツぐらいじゃないか、今のところ納得できるのは。 あれは行為の置き換えに価値を見いだせるし、動かす範囲が狭いし、カメラも使えるし、画面が物理的に分離していることを活かすことが出来る。 |