バンジョーとカズーイの大冒険2

なんとなく、シュール 2001_06_24

 

小泉首相の人気に押されてこのところ影の薄い、長野県知事でもある作家・田中康夫氏の代表作に「なんとなく、クリスタル」という作品があるそうだ。
私は読んだことがないので、このタイトルを読んでも中身を想像することが出来ない。
「なんとなく、クリスタルキング」の略なのか?
あぁああ〜。
とか書いてしまったら問題がありそうなのだが、思いついたら書いてみたいものである。

一方、「なんとなくシュール」というと、そこはかとなくわかっていただけそうな気がするのである。
「シュール」とはおそらく「シュールレアリスム(超現実主義)」の略なのだろう。
つまり私が言いたいのは、『バンジョーとカズーイの大冒険2』は、なんとくシュールだった、ということである。

ゲームをしていて心配になった。
だって、いきなり仲間が殺されちゃうし、妻に会いたがっている氷を溶かしちゃうし、廃液は汚染されているし、ラスボスはメンタマ飛び出しちゃう。
おいおいおい、なんかシュールなんじゃないの?と思った。
64って低年齢層向けのイメージが強いのに。

まあ、もっともそれを楽しんでもいたのだが。
私個人は大好きなのである。
考えようによっては、私の大好きなカズーイの持つ雰囲気を、ゲーム全体に広げたような感じだと言っていいかもしれない。

で、気付いたのだが、このゲームって子供向けじゃないんだよね、きっと。
丁寧には作ってあるけど、複雑すぎるでしょ。
出来ないよ。

でも、それでいいじゃん。
ゲームって大人のオモチャなんだもん。
子供の頃からずっと遊んでいる私が言うのも卑怯なんだけど。

だってね、子供が5〜8千円もするゲームをバンバン買うなんておかしいじゃない。
お金を与える方も間違っている。
自分でお金の稼げる大人だからゲームを楽しんで良いんだよ。
だから、ゲームは大人のモノだって叫ぼう!
声を大にして。

するってぇと、『バンジョーとカズーイの大冒険2』はノープロブレム。



<ところで・・・>
ドラゴンカズーイは可愛くない・・・。


<後日談 2002_09_13>

何でもレア社の株を任天堂がマイクロソフトに売却することになったそうだ。
レア製ソフトの売り上げ減による戦略変更だとか。

それは良いけど、「バンジョーとカズーイの大冒険」はどうなるのよ?
版権持っているのはどっち?


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