New スーパーマリオブラザーズU

死ななきゃわからない 2012_12_16

 

しかしまたWiiUの同発ソフトは弱いな。
いったい何を買えというのか。
『New スーパーマリオブラザーズU』を買ったのは、他に何もないからである。
私、よく考えたら、「スーパーマリオ」とか全然好きでも何でもないんだよね。
目新しさもないし。
どうにもやる気にならなくて、3日ほど前まであまりプレイが進んでいなかった。

しかしプレイすると、やっぱりよく出来てるなあとは思い知らされる。
簡単にクリアできているうちは、そのことに気づかない。
死ぬとよくわかるのだ。
慣性のあるマリオの挙動に絶妙な位置の障害物、ジャンプしたくなるところに飛んでくるモモンガ、天井に頭を抑えられた状態での避けジャンプとか。
地面の種類や挙動によって加速も変わるしね。
死ぬたびに、よくできとんなーと感心する。

一方で、よく出来ていると気づくってことは死んでるわけで、同時にしんどいゲームでもある。
とりあえずエンディングみるだけでも、結構苦労したもんね。
セーブポイントにたどり着く前にゲームオーバーになって、2つぐらい前のステージからやり直しとか、すげーイヤだった。
だから、ゲームオーバーになる前に、残機稼ぎとかもやらざるを得なかったな。
面白いっていう前にしんどかった。
ゲームに装飾がないから、ホントに生のままのゲームをやらなきゃいけないんだよ。
スーパーマリオシリーズ何作も出してるのに、こんなのよく売れるよな。
こんなゲームをやろうって気持ちになる人が沢山いることに、むしろ私は驚く。

だからこそ、おてほんプレイが用意されてるんだろうが。
何回か死ぬと、スタート地点におてほんプレイのボックスが出てくるんだけど、超うるさいの。
癇に障るチャイムみたいな音が鳴り響いて、鬱陶しくて仕方なかった。
たぶん創り手の方も、心が折れる前に使えってアピールしてんだろうな。
ゲームはさせたいが、くじけるプレイヤーは救済しなければならないという話だ。
そういう意味では、理にはかなっている。

ただ、よく出来てるとは思うけど、面白かった!と声を上げる気にはならない、というのが正直なところだな。
歳のせいなのか、なんなのか知らないが、とにかくしんどかった。
これしか選択肢がないっても、ユーザー的には辛いんじゃないの?


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