ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて、PS4版

棒立ちの主人公が気になる 2017_12_25

 

あまりにもやりたいゲームがないので、いよいよ『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』でもやるほかになくなった。
そんなにやりたいわけじゃないんだよ。
いつも書くけれども、私はドラクエを特別だとは思ってないから。
まあでも、安心感はある。
そこそこは楽しませてくれるだろう、という。

ただし、どっちをやるかはかなり迷った、PS4版と3DS版。
PS4版の方は時間がかかるらしいから、3DS版の方が手には取りやすい。
でもやるならPS4版しかないよな。
3DS版ではそもそも見るべきところがないからな。
PS4版なら、リッチな表現がゲームにどう影響するか、を見定めることは出来る。
私はPS4版をやることにした。

やってみたら、そんなに悪くはなかった。
思ったより戦闘のテンポは良くて苦にならなかったし、ムービーも極端に長いわけじゃなかったから。
キャラがリッチに表現されることにより、それなりに思い入れが深まる効果もありそうだ。
ベロニカなんかはおしゃまな感じがよく出ていた。
それがゲームから得られる喜びを増幅させることは言うまでもなかろう。
もちろん表現をリッチにするということは、プレイヤーから寄与と時間を奪うことになるわけだが、私の感触としてはプラスの影響の方が大きいと見た。
概ねPS4版で良かったと思っている。

ただし、一つだけもの凄く気になっていることがあるんだ。
それは主人公。
コイツがいつも人形みたいな目でずっと突っ立ってるんだよ、ムービー中。
主人公は喋らないからムービーの中で動けないのは分からないでもないのだが、それにしたって棒立ち過ぎるよな、と思って。
必然的にイベントが他人発信になる。
で、ムービーの最後にチョロッと動いて終わるんだ。
何一つ自分から動いていない気がして、酷く違和感があった。
だって、仲間達「≒(ニアリーイコール)」主人公、じゃないからな。
喋らないという不文律だけ守っても意味がない気がしたんだ。

今までのドラクエってどんなんだっけ?
もうあんまり覚えていない。
確か『9』には妖精みたいなヤツがいたよな。
ああいうキャラが要るんじゃないか、主人公と一体に見なせるようなキャラクターが。

こう感じるのも表現がリッチになったことのマイナス面なのかもしれないが。
2頭身キャラだったら、こんな事は考えないだろうからね。
主人公をがっつり描いちゃうから気になる、ということはあるだろう。


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