『Staffer Case:超能力推理アドベンチャー』を購入するときに、セット販売で値引き率がちょっとだけ高かったから買ったのが『Staffer Reborn』。 350円だけあって、すぐに終わる「Staffer Case」のスピンオフ作品である。 ホントに安かったから買っただけ。 でもプレイしてみたら、これはなかなか斬新で面白かった。 本編の舞台であるロンドンには超能力者が十人に一人程度いて、政府によって厳密に管理されているのだが、スピンオフの舞台になる別の地域にはそれほど沢山はいない、という設定のようである。 沢山いないが故に管理はされていない。 管理されていないから能力が分からない、というところがミソ。 死ぬと復活する能力を持っているらしいが、細かいことは分かっていない病人を、どうにかして死なせてあげて欲しいと探偵である主人公は依頼される。 ちょっと聞いたことがない話だったな。 死なせるためには、まず復活の能力を明らかにしなければならない。 その為にいろんな方法でいったん死んでもらう。 病人をガンガン殺していくのだ。 これも珍しい展開。 最終的な着地点もなかなか面白かったな。 短いのによく出来た作品だった。 でも、これだったら、いくらでもお話は創れるよな。 だってどんな超能力だってあり得るんだから。 そしてそれを、既知の超能力を使って解き明かしていけば、ちゃんとゲームになる。 もっといっぱいスピンアウト作品をつくればいいのに。 このシリーズはもっと遊びたいね。 |