新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士

意外と色物感はない 2015_01_17

 

『新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士』に付いてくる特典CDを見たとき、そういうことなんだろうな、と思った。
特典CDのケースには、セーラー服を着たロリ顔の女の子がなにやら意味ありげにケーキを口に運んでいる様子が描かれており、明らかにそういう狙いのゲームなんだろうと思ったのである。
『新』シリーズは、シナリオと音声を足して遊びやすくした?みたいな話はうっすら聞いていたけど、それはつまりギャルゲー寄りって事なんだろう、と。
でも、意外と大変だったよ、ストーリーモードをクリアするだけでも。
これは狙ってる客層と合ってるのかね?

ホントに『新2』は骨が折れた。
ストーリーモードのエンディングまで70時間も掛かってるからね。
でもストーリーはどうでもいいから、実際にはまだ裏ボスまでの長い道のりが待っている。
まさかこんなに充実感のあるゲームだとは思わなかった。
もっと簡単なバランス取りだと思ってたよ。

ラスボスはそうでもなかったけど、15階のボスとかマジでしんどかった。
レベルアップによるパラメーターの上昇が小さいから、レベルアップしてごり押しで倒すってわけにもいかないんだよね。
そもそも雑魚敵から得られる経験値が小さいし、クエストも数が限られているから、レベルアップも簡単にはできないし。
ガチガチのバランス取りだよ。
結局、補助魔法やアクセサリを組み合わせて、戦略を立てるしかなかった。
それも敵の攻撃バターンまで把握して。
ボスが放った特殊攻撃の後、今何ターン目かを常に把握しておかなければならなくてメンド臭かった。
今どきそこまでしなアカンのかな、止めてもいいんじゃないか、とチラッと思ったが、やったらやったでそこが楽しい部分でもあった。

意外と色物感はなかったな。
音声なんか飛ばせばいいわけだし。
どっちかといったら硬派な出来じゃん。
料理とかグリモアとかが追加されて、『4』から正当に進化した感じ。
むしろ、あの特典CDを欲しがるような層にこれであってるのか、心配なぐらいだよ。


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