『新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士』に付いてくる特典CDを見たとき、そういうことなんだろうな、と思った。 特典CDのケースには、セーラー服を着たロリ顔の女の子がなにやら意味ありげにケーキを口に運んでいる様子が描かれており、明らかにそういう狙いのゲームなんだろうと思ったのである。 『新』シリーズは、シナリオと音声を足して遊びやすくした?みたいな話はうっすら聞いていたけど、それはつまりギャルゲー寄りって事なんだろう、と。 でも、意外と大変だったよ、ストーリーモードをクリアするだけでも。 これは狙ってる客層と合ってるのかね? ホントに『新2』は骨が折れた。 ストーリーモードのエンディングまで70時間も掛かってるからね。 でもストーリーはどうでもいいから、実際にはまだ裏ボスまでの長い道のりが待っている。 まさかこんなに充実感のあるゲームだとは思わなかった。 もっと簡単なバランス取りだと思ってたよ。 ラスボスはそうでもなかったけど、15階のボスとかマジでしんどかった。 レベルアップによるパラメーターの上昇が小さいから、レベルアップしてごり押しで倒すってわけにもいかないんだよね。 そもそも雑魚敵から得られる経験値が小さいし、クエストも数が限られているから、レベルアップも簡単にはできないし。 ガチガチのバランス取りだよ。 結局、補助魔法やアクセサリを組み合わせて、戦略を立てるしかなかった。 それも敵の攻撃バターンまで把握して。 ボスが放った特殊攻撃の後、今何ターン目かを常に把握しておかなければならなくてメンド臭かった。 今どきそこまでしなアカンのかな、止めてもいいんじゃないか、とチラッと思ったが、やったらやったでそこが楽しい部分でもあった。 意外と色物感はなかったな。 音声なんか飛ばせばいいわけだし。 どっちかといったら硬派な出来じゃん。 料理とかグリモアとかが追加されて、『4』から正当に進化した感じ。 むしろ、あの特典CDを欲しがるような層にこれであってるのか、心配なぐらいだよ。 |