ネット対戦を私は否定してきた。 少なくとも知らない相手とやっても意味ないだろ。 よく出来たAIが人間のフリしてても、こっちには分からないんだから。 しかし、まあ考えようによっては、人間がやってるんだと思って楽しければ良いとも言える。 自分が楽しければ仮にAIであったとしても構わないはずだ。 ということは、おそらく別の理由があって、ネット対戦を避けてきたのだろう。 そもそも人間が嫌いだからという理由は置いておくとしても、客観的に自分が下手なのを思い知らされてしまう、とか、チーム戦だったら他の人を足を引っぱるのが嫌だ、とかは思い当たるな。 もし他のプレイヤーにも同じ事が言えるのであれば、そこを何とかしてやれば、日本でもネット対戦が流行るのかもしれない。 ところで、『スプラトゥーン』は面白いね。 これはしまった。 書くタイミングを逸した。 バカの話なんか書いている場合じゃなかったよ。 これだけ書かれちゃうと、もうなんにも書けない。 仕方がないので、なぜ私が対戦をやる気になったのかを書くことにする。 ネット対戦を否定していた私がなぜ毎日プレイしているのかを。 一応どんなもんかを知るために、ネット対戦だって1回はやるよ。 最初は誰だって上手くいかない。 やられまくった。 でも、自陣に近いところを塗ることぐらいは出来る。 その結果、意外と自分がチームで一番って事があるんだよな。 ひょっとして、まあまあ上手くプレイできてるのかな?って思っちゃう。 このゲーム、どれぐらい自分が足を引っぱったのか、よく分からないんだ。 最初のうちは、私が入ったチームは7割方負けてたから、間違いなく足は引っぱってたはずだ。 一戦ごとにチームを組み替えるから、自分が平均的な腕前なら勝率は五割に近づかないとおかしい。 でも、あんまり自責の念に駆られるとかって事はこのゲームの場合、ないんだよなあ。 おそらく上手い人から見たら、コイツ下手だなあって分かるんだろう。 しかし問題になるのは、初心者が自分をどう思うか、でしょ、最初のアプローチとしては。 このゲームにおいては、初心者が客観的に自分がどれぐらい下手クソなのか分からない。 そこが良いところなんじゃないかな。 塗った面積に比例した?ポイントを大きく表示して、倒した数・倒された数を小さく表示しているあたり、創り手の狙いもそこにありそうなが気がしている。 この『スプラトゥーン』はなんかブレイクしそうな気がするんだ。 この気楽な感じ。 このゲームを遊んでいて、申し訳ない、とか、文句言われてるんじゃないか、とか私は思ったことがない。 どんなに負けていても。 これなら、いままでTPSのネット対戦を避けてきた人たちにも支持されるんじゃないか。 すごいゲームが出てきたなって感触を私は強く持っている。 |