Marvel's Spider-Man

見るべきところは全て見た 2018_09_16

 

映画の「スパイダーマン」は断然、旧三部作が好き。
「アメージング」以降はキャラが軽くてイヤ。
「アベンジャーズ」に出てくるスパイダーマンなんか論外。
主人公が薄幸だったり、巨乳ブサカワヒロインが底辺で藻掻いていたり、如何にも田舎もんが都会で頑張ってますって感じが好きだったな、旧作の方は。
だから、今『Marvel's Spider-Man』を発売されても、特別な感情は起きてこない。
まあでも、気温が下がってきてPS4を起動してもイイかと思えるようになったし、PS4でいま遊ぶとしたらこれしかない、という作品でもあった、『Marvel's Spider-Man』は。
とりあえずどんなもんか、ちょっと見てみようかな、という程度の気持ちである。

やってみたら、見るべきところはあった。
ニューヨークの街並みをワイヤーアクションで飛び回るのは確かに楽しい。
間違いなく一見の価値はある。
また、戦闘にワイヤーアクションを組み込んで、銃撃を避けながら空中で闘うところに目新しさはあるのかもしれない。
これは一回体験しておかなければならなかったと思う。

しかし、だ。
実のところ、あまりやり続けたいとは思っていない。
戦闘が特に面白くないのにしつこいのだ。
アクションをレベルアップすることによって多彩な技を使えるようになるのだが、使ったからどうだってわけでもないからね。
誰が観てるわけでもなし、漫然とプレイしていると飽きてきて、もういい加減にしてくれ、と感じ始めた。
引きのアングルが多くて、『GOD OF WAR』みたいな迫力はないしね。
視界外の敵が撃ってくる弾が当たるかどうか、向こうのさじ加減なのも、なんか気持ち悪い。
結局のところ、移動→戦闘→動画→移動→ステルス→戦闘→動画、を繰り返していくだけなんだよ。
私はステルスプレイが嫌いだし、だんだんイヤになってきた。

ストーリーも全く興味が持てない。
日本語で喋るせいか主人公がチャラくて鬱陶しい。
ヒロインはヒロインで、典型的なジャーナリストの卵といった描き方で、全く魅力を感じないんだ。
むしろムカツク。
研究資金に困っている博士が登場してくると、たぶんコイツが何かやらかすんだろうと、想像はついちゃうしな。

これはもういいです。
まだ序盤だけど、これ以上プレイしなくてイイです。
見るべきところは確かにあった。
しかし、見るべきところは全て見た。
そう断言しても構わないと、私の中のリトルHIVがささやくのである。


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