キャラクターの世界には「2.5頭身の法則」がある、という話を聞いたことがある。 検索をかけても、まとまった情報が出てこないので、あまりメジャーな法則ではないのかもしれない。 要するに、世間で好まれるキャラクターというのは大体2.5頭身だ、という話である。 これには一応理由が考えられている。 2.5頭身ぐらいだと人間の赤ちゃんと同じ構成比率になるからだ、というのである。 我々は赤ちゃんを見たときに「可愛い」と感じなければならない。 そうしないと、赤ちゃんを育てようと思わないから。 つまり、2.5頭身を可愛いと感じるように人間は出来ているのだ、と説明されるわけだ。 これはなかなか説得力のある説明なのではないか。 猫なんかでも、背を伸ばして歩いている姿を横から見るとあんまり可愛くないが、背を丸めて寝転んでいるときはひどく可愛いものである。 ところが、最近は私は、丸いキャラクターがとても可愛いな、と感じることが多い。 ポケモンの「プリン」とか、星のカービーの「カービー」とか。 星のカービーのイラストなんかみると、凄く惹かれる。 ゲームじゃないけど、「ボボボーボ・ボーボボ」とかいう得体の知れないアニメに出てくる太陽みたいなキャラも、なんかいいな。 あれが一体何者なのか知らないのだが。 他にも『シレンモンスターズ NETSAL』に出てくる「マルム」とか、まん丸ではないけど「お化け大根」なんかも可愛いな。 これは私だけの感覚なのだろうか? ひょっとすると最近、丸いキャラクターが多くなってきてるんじゃないかという気もするのだが。 ことによると、私たちの嗜好が変化してきたのかもしれない。 つい先日、出生率の低下が話題になっていたけど、それと結びつけるのは少々強引かな。 まあ、ゲーム界の場合、画面の縦横比率の関係で2.5頭身より縦がつまったデザインになりやすいのかもしれないが。 |