ソウルハッカーズ2、GamePass版

個人的愛憎が過ぎる 2023_04_09



いま書き始めようとして、タイトルを確認して気づいた。
『ソウルハッカーズ2』ってタイトルに「デビルサマナー」が入ってないんだな。
『2』だけど敢えて「デビルサマナー」を外してるってことは、創り手の方にもそういう認識があるってことなのか。
とにかく変なゲームだった。

GamePassの期間が終わる前になんかやらないと勿体ないと思って始めただけだったのである、この『ソウルハッカーズ2』は。
前作をやってないから、あんまりよくわかってなかった。
このゲームなのか、このシリーズなのかわからないが、とにかく悪魔が空気。
悪魔側の事情は全然考慮されない。
悪魔はただの道具なの。
完全に人間側の都合で物語は進んでいく。

最初は面白いと思ったんだよ、少なくとも設定は。
主人公はクラウドから生まれた知的生命体の一部を切り出して人格を持たせたような存在。
立場的にはニュートラルというべきなのかな。
理由はよくわからないが、人類の崩壊を防ぐには独立した人格を持たせた方がイイ、と判断したって件はいかにもAIっぽくって面白いと思ったね。

しかし、どうにも話がミスマッチで受け入れ難かった。
世界をいったん壊すか、守るか、で争うんだけど、その割に話が個人的過ぎるの。
個人的な愛憎劇がずっと続く。
やってることと結果の大きさが違い過ぎる。
私はくだらないと思ったね。

しかも、終盤に物語が大きく転換するシーンがあるんだけど、これに全然納得がいかない。
お前とあいつってそんな仲だっけ?と思って。
なんじゃそりゃ?って感じで、全く受け入れられなかった。
こうなることも含めて、AIの予想した通りの結果になった、ということかもしれないが。

このゲームには全く以って参った。
戦闘を高速化できるから最後までプレイしたけど、正直時間の無駄だったな。
サブスクも考えもんだ。
タダはいいけど、時間は奪われるからね。


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