「北へ」が2980円で売っていた。(新品) ベスト版発売の前に捌いておこう、とかいう事情があるのだろうか? 何気に手に取ってみて、買ってみようかなという気持ちになった。 「北へ」というタイトルは、DCの立ち上げに際して、ギャルゲーマーを獲得する役割を担った作品であったろう。 私も興味がないわけではなかったが、発売当時他にやるゲームがたくさんあった事や、評価が意外と平凡であったことが私を遠ざけた。 そんな私が、今更のようにこのギャルゲーをプレイしてみようかと思ったのは、私とDCとの距離が近づいたからのような気がしてならない。 私とDCを近づけるもの。 それは「ソウルキャリバー」。 「ストリートファイターZERO3」の自分的な立ち上げに失敗した私は、パソコンラックの隙間に入れたDCの電源を入れることすら、しばらくなかった。 失敗した理由は色々あるのだが、『VGA対応』と書いてあるのに、VGA表示するとファミコンのような荒い画面になってしまい、やる気を失ってしまったのが大きかったかもしれない。(不具合の理由はわからない。通常のTVはOK) いちいちTVの所までDCを運ぶのも面倒に思えた。 しかし、「ソウルキャリバー」がそれを変えた。 常に複数のゲームを抱えている私は、そんなにやりこめるはずもないのだが、暇があればDCを起動させておくようになった。 デモを見ているだけで楽しい。 さすがはナムコ!と腕を組んで、一人うなずく日々が続いている。 一度電気を通せばこそ、更にDCを使ってやろうかという気持ちになるのである。 もちろんこの「ソウルキャリバー」への心の高まりは、ファミ通で満点を取った事と無縁ではない。 ファミ通嫌いの方も世の中には多いが、私は高く買っている。 「ゼルダの伝説〜時のオカリナ〜」以来の快挙だ。 8月5日、私は職場を早々に離れ、「ソウルキャリバー」ゲットへ走った。 販売が低迷しているDCだけに入荷数は少ないかもしれない、という読みが余計に私の心をかき立てたのだ。 その心の高まりが今でも残っているのかもしれない。 そして、 「DCってすごいじゃん。 いけてるじゃん。 これから、もっとすごいゲームがプレイ出来るんだ!」 という具合に、DCに対しても気持ちは高まっていく。 発売から早くも9ヶ月が過ぎたDC。 他機種に先行するということは、機能的に劣るということも意味するだけに、出来るだけ大きくリードしておきたい。 そういう意味ではやや失敗かとも思える船出だが、そんなに焦ることもないのかも、と思えてきた。 「ソウルキャリバー」にはそう思わせるだけの力がある。 <余談> 「北へ」以外にも、「セガラリー2」と「ソウルキャリバー」が3980円で売っていた。 「セガラリー2」はいずれベスト版が出るだろうし、理解できないこともないが、「ソウルキャリバー」は値崩れが早すぎる。 まだ2週間経ってないのに・・。(見たのは8月16日) 「ゼルダの伝説」もそうなんだけど、入荷しすぎなんじゃないの? ちなみに「北へ」はVGA対応ではなかった。 結局DCはTVにつなぐ羽目に・・・。 ギャルゲーのためには、VGAを捨てる苦痛もなんのその、という自分にはやや問題ありか? |