ソニック ラッシュ

ソニックなり 2005_12_19

 

久々に2Dの「ソニック」をやった。
『ソニック ラッシュ』、これは新鮮だったな。
2Dの「ソニック」はひょっとしたらMCD以来かもしれない。
あの頃よりもずっと面白く感じる。

もちろん面白く感じるからにはそれなりの理由がある。
昔は何にも考えずにプレイしていたけど、今になると見えてくるモノがあるな。
「馬なり」というか、「ソニックなり」とでもいうべき感覚がわかってくると、このゲームはメチャメチャ面白い。

「ソニック」って速い。
こんなに速いキャラを動かすゲームって他にないんじゃないか。
しかし、そんなに速い自キャラを操ることが出来るはずないでしょ?
実は操っていないのである。
プレイヤーは細かな操作などしていない。
基本的にはずっとキーを一方向に入れっぱなしで、時々敵や足場のないところでちょこっと操作するだけのはずだ。
1ステージ2〜3分の間に気をつける所なんて、おそらく10カ所ぐらいしかないんじゃないか。

プレイヤー側は何にもしてないんだけど、なんか知らんがソニックがビュイーンと走っていく。
どうもなんか自分は凄いことをしているらしい、と思えるところが「ソニック」の面白さなんだろう。
ただ「何もしなくていい」ということに気付く必要はある。
何かしようとするとスムーズに進まなくなってしまって、???と感じるかもしれないな。
案外「何もしなくていい」と気付くのは難しいかもしれないし、「何もしなくていい」事をゲームの中で伝えるのも困難だ。
ゲームやらせといて、「何もしなくていい」とは直接言えないからね。

そこら辺がわかってくると、要所要所だけ押さえておけばグングン進むようになる。
更にプレイを進めていくと、要所でスピードを落とさずに進めるようになって、爽快感もますますアップしていくという寸法である。

この手法は2Dならではなんだろう。
次元が一つ落ちるから、「ソニックなり」を演出しやすい。
3Dだと、どうしてもプレイヤーが勝手に動いちゃうからね。
『ソニックアドベンチャー』以降、「ソニックなり」なんて感じる事はなかったな。
「ソニック」は2Dの方が面白い、なんてちょっと思ったりもした。
2Dだったら、今さら新作を創る必要もないんだろうけど。



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