あれは発明だった。 現実に価値のある事をゲーム中の何かに置き換えることで得をするのがテレビゲームである。 そこで、置き換え対象と同じ性質をもった既存のゲームに置き換えてしまってもいいんだという気付き。 あれは凄かったね。 お馬さんがやることだから常に全力を出してくれるとは限らない、という揺らぎをソリティアに置き換えてもイイなんて誰が気づこうか。 もちろんこれは『ソリティ馬』の話。 まさかAppleArcadeに「ソリティ馬」が出るとは思わなかった。 正式名は『ソリティ馬 Ride On!』。 これはもうやらないわけにはいかなかったよ。 あまりに興奮してしまって、リリースされる10日ぐらい前からAppleArcadeに入ったのだが、案の定ほかにやりたいものはなかった。 やってみた感じ、前作とほとんど同じなのかな? 細かいところは全然覚えていないのだが。 大体わかっているせいか、一頭目からG1で2勝できた。 面白さも以前と変わらないような気がする。 ただ、私の方は変わったと言わざるを得ないな。 上手くいかなかった馬の面倒を見るのが嫌になったのである。 このゲーム、お馬さんが成長するのは3歳までで、4歳からは古馬扱いになる。 成長に失敗して、まったく見込みのない馬になってしまった時が困るね。 2頭目は全く育たなくて、こいつを引退までプレイするのがイヤでしょうがなかった。 プレイしなくてもいいんだけどね。 放置しておくこともできる。 実際そうした。 前はこんなことなかったんだけどな。 全部引退させるまでやったはず。 自分の中の相場観、損得勘定の相場観がシビアになっているのを感じるな。 放置している2頭目「マカロンプリンス」のことが気になるので、即引退させる機能が欲しいな、などと私は考えている。 ゲームとはいえ、あまりにもお馬さんに対する愛がなさすぎる、と怒られそうなのだが。 |