遊びたいゲームがどうにも見当たらない。 そんな時は思い出にでもすがるしかないだろう。 『スナフキン:ムーミン谷のメロディ』は辛うじてやる気になれるタイトルだった。 スナフキンは私が理想とする大人でもあったから。 人里離れたところで好きなことをやってるけど、ものの道理はちゃんとわかっていて、時々ムーミン達を助けてあげるというね。 評判も良さそうだったので、その点も安心だった。 やってみると、ゲームとしてはなんてことない。 お使い的な謎解きをこなしつつ、警察の目を盗んで公園を破壊するだけ。 先にストーリーを説明しないと、何のことかわからないか。 舞台設定はよく分からない。 とにかく、ムーミン達が冬眠している間にムーミン谷が勝手に開発されてしまって、それに憤ったスナフキンが元に戻すべく奮闘するお話。 開発しているのが警察?で、そのトップがムーミン族っぽいあたり、どういうことなのかよくわからない。 まあ、別にいいんでしょう、そんなことは。 ゲーム内容が簡単だから最後までプレイできた。 特に面白かったから、ではない。 ただし、スナフキンには興味が持てた。 私が知っているスナフキンよりも能動的。 こんなに自分から動くスナフキンは見たことがない。 ほぼ別人だね。 でも、スナフキン以外は私が知っているアニメのムーミンとだいたい一緒で、懐かしくプレイできたな。 おそらくそれだけでいいんでしょう。 |